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2011.01.15

矯正装置撤去

開業して8か月経ちました。

ぼちぼち、矯正装置を撤去し、保定を開始する患者さんが出てきました。

来院してくれているすべての患者さんの矯正治療を頑張ろうというモチベーションが上がるように、掲示板に治療前・治療後の写真を掲示してみました。

上には

「矯正装置撤去おめでとうございます」

と書いています。

 

すべての患者さんが早く装置撤去できるように、自分も全力で頑張っていこうとあらためて思いました。

2011.01.14

都道府県別矯正歯科認定医数と県民所得

昨日の続きです。

人口が多くても所得が低ければなかなか矯正治療に結びつかないと思います。

県民一人あたりの所得、人口ともに多いところほど矯正患者数が多いと考え、昨日の表を修正しました。

人口×一人あたりの県民所得の多い順にソートしています。

一人あたりの県民所得のデータは、2007年度のものです。

この後にリーマンショックが発生していますので、現在の経済状況と乖離しているかもしれません。

また、農村部人口や道路交通事情など個々の県で異なるので人口×県民所得が本当の意味での経済状況を示しているとは言えませんが、単純に掛けて比較してみました。

経済的な格差がわかりやすいように、最下位の県を1として比較しています。

 

経済規模の大きな県ほど上位に来ています。

ただし、そういった県ではやはり矯正の認定医数も多くなっています。

人口×一人当たりの県民所得を認定医数で割ってみました。

全国平均を1として、認定医の供給過剰な県を赤のバックグラウンドで塗りつぶしています。

宮崎は認定医の供給が過剰なようです。

宮崎の矯正は厳しいですね。

頑張らないといけないなー

2011.01.13

都道府県別日本矯正歯科学会認定医数

やたら長い、漢字だらけのタイトルでお送りします。

日本矯正歯科学会では認定医制度を設けています。

学会のホームページにはそれぞれの都道府県の認定医名簿も公開されています。

 

まだ大学で勤務医をしていた時にどこの都道府県が一番認定医が少ないのだろうかと思い、調べたことがありました。

当時は鳥取県が2人で一番少なかったのを覚えています。

それから数年が過ぎ、現在の状況はと名簿を眺めていると、どの都道府県もかなり増えています。

鳥取県は当時の2倍に増えていました(といっても都道府県別では最も少ないのですが)。

この都道府県別の認定医数、人口や歯学部の数で比較するとどうなるのだろうかと思い、表を作ってみました。人口のデータは2005年の人口を元にしています。

認定医一人あたりの人口がもっとも多い都道府県は青森県でした。

我が宮崎県は26位です。

全国平均は33位と34位の間で、認定医一人当たり4万8千人です。

もちろん、認定医一人あたりの人口が最も少ないのは東京です。

歯学部のある都道府県では認定医一人あたりの人口が少なくなる傾向にあります。

これから矯正で開業しようと思っている先生は、上位の県を考慮したほうが良いかもしれませんね。

作ってみてかなり面白かったので、他のデータ(県民所得など)とリンクさせたランキングも作ってみようと思います。

2011.01.12

トレース

レントゲン写真には主に2つの使い方があるのではと思います。

一つには病的な状態があるのかないのかを見るため、

もう一つは大きさなどが適切かどうかをみるためです。

ある・なしを見極めるには撮影の条件をそろえる必要は少なくなりますが、大きさの比較するためには厳密に撮影の条件をそろえる必要が出ます。

この撮影条件を厳密に揃えたものが矯正でよく撮影されているセファロです。

このセファロ、私が矯正に残ったころはデジタル化されているものの、まだフィルムにして保存していました。

患者さんのデータの計測にはトレーシングペーパーを使って骨の形をなぞり、定規や分度器で手計測していました。

今ではどんどんフィルムレスになり、デジタルデータを直接モニター画面に表示するようになっています。

また、計測もモニター上で計測点をプロットすれば、計測プログラムが勝手に計測してくれるようになっています。

便利になってきているようにも思えますが、トレースもせず、計測点をプロットするのに心理的な抵抗があります。

そのため、面倒ですがドロー系のソフトでセファロをトレースし、その画像を計測プログラムに採り込んでいます。

 

 

このトレースの作業、マウスでモニターを眺めながらラインを引いているので、すごくストレスがかかります。

セファロを実物大に表示できるタブレット型のモニターに0.5mm程度のペン先で直接なぞるように入力できれば、昔のトレースのように正確で素早くラインが引けてるのですが、どこかのレントゲン器械の会社さん、出してくれませんかね。

2011.01.11

地方都市の矯正歯科医の悩み

おはようございます。

日曜診療の振替で今日は休みにしています。

働くつもりはあるのかと怒られそうですね。

地方都市で開業している矯正歯科医には東京など大都市で開業している先生と違った悩みがあります。

数年以内に進学や就職で県外に出るという人が多いことです。

高校2,3年生や大学3,4年生ぐらいで相談に来る人の半数以上は県外に進学、就職希望の印象を受けます。

県内にいるあいだに矯正治療を始めておいて、転居したときには転医するということも頭にはよぎりますが、一人のドクターが最初から最後まで見るメリットが大きいので、ついつい行った先で矯正治療を始めてはいかがですかと言ってしまいます。

商売がへただなー

と思います。

そこで、昨日のどんと祭で枡を買い、お酒を頂いてきました。

 

益々繁盛と書いてありますが、そうなるといいですね。

2011.01.10

どんと祭

宮崎市の中心部に程近いところに、小戸神社という神社があります。

住んでいるところからも近いので、良く参拝しています。

 

全国的にはあまり有名でないかもしれませんが、

祭神は伊邪那岐命(イザナギ)で、黄泉の国から戻ってきたときに「筑紫の日向の小戸の橘の檍原」でケガレを祓ったとされています。

 

全国の神社でお祓いを受けると、

掛けまくも畏き 伊邪那岐大神 筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原に 禊ぎ祓へ給ひし時に 生り坐せる祓戸の大神等 諸々の禍事・罪・穢 有らむをば 祓へ給ひ清め給へと 白すことを聞こし召せと 恐み恐みも白す

という祓詞が聞けると思います。

こういった経緯から厄払いで有名な神社です。

 

前置きが長くなりましたが、

毎年、成人の日にどんと祭が行われます。

お正月のしめ飾りを焼納するお祭りで、その御神火であぶったお餅を頂き、火にあたることで、一年間の無病息災・家内安全を祈願するお祭りです。

 

昨年は何かと大変な一年でした。

今年一年の無病息災・家内安全を祈願してきます。

 

宮崎にお住みの方は行ってみてはどうですか。

なかなか良いお祭りですよ。

2011.01.09

ホワイトニングと歯の修復物の色調

久しぶりにホワイトニングの話です。

前歯に虫歯ができた時、小さいものだと治療の最後にプラスチックの詰め物をして仕上げます。

虫歯におかされた部分を取り除いた穴が外からも目立つ部分にあれば、穴の周囲の歯の色調に合わせてプラスチックの色調を選択します。

人の歯の色の色調は様々です。

上の写真は歯の色調の見本ですが、歯の見本の下にA1からD4までのコードが記されているのがわかるでしょうか。

周囲の歯の色調と同じコードのプラスチックを選択して穴につめることで、虫歯の治療のあとは目立たなくなります。

 

さて、ここからがホワイトニングの話です。

 

もし、プラスチックを詰めた後にホワイトニング(ブリーチング)するとどうなるでしょう。

上の写真の左の前歯の部分のように、詰め物以外の部分は白く漂白されますが、詰め物の部分だけ元の歯の色調のまま残ってしまいます。

 

ホワイトニング(ブリーチング)の効果は人工物にまでは及びません。

ホワイトニングを行うと逆に治療の痕が目立ってしまうことも多々あります。

ホワイトニングを行う場合はくれぐれもご注意ください。

2011.01.08

社会人の7割近くが歯並びに自信がない

TPオーソドンティクスジャパンという会社があります。

私も利用させていただいている矯正用材料の会社です。

この企業が行った全国の社会人400名のアンケートで、

歯並びに自信がないひとが65.5%だったそうです。

この社会人の性別、年齢分布を詳しく見てみたいですが、

仮に偏りのない集団だったとすると、

社会人の3人に2人は自分の歯並びに自信がないということになります。

矯正治療経験者の話では、

気持が前向きになった

自然に笑えるようになった

など、心理的な改善が聞かれます。

この厳しい雇用情勢を考えると、自分に少しでも自信が持て、行動が積極的になることは社会人にとってプラスになるとおもいます。

社会人としての能力的なスキルアップと同じように、心理的な改善も目指してみてはいかがでしょうか。

2011.01.07

咬合力と運動能力

8020推進財団という組織が

歯を大切にしてスポーツを楽しく

という冊子を発行しています。

その冊子の中に先日ブログで書いた咬合力についての記事がありました。

「運動能力が高い小学生は噛む力も強い」

という記事です。

小学生を対象にしたデータで、咬合力の高い児童の方が懸垂や50m走の記録も優れているというものです。

先日書いたとおり、咬合力は歯並びや咬み合わせに密接に関連しています。

歯並びやかみ合わせを整えることで運動能力が向上が期待できるかもしれません。

日本スポーツ歯科医学会での発表で、プロやアマチュアスポーツのレギュラークラスと控えの選手の口の中の状態を比較したものがあります。

レギュラークラスの選手は控えの選手に比べ虫歯が少なく、咬み合わせも良い人が多いです。

また、レギュラークラスの選手はまめにお口の管理を受けているようです。

将来プロスポーツ選手を目指す人、長くスポーツを楽しみたい人は、定期的なお口の管理とかみ合わせの治療を検討してみてはいかがでしょうか。

2011.01.06

身だしなみと口の中

今日の内容は私の個人的な雑感です。

身だしなみを整えている人を見ると、「なんかいいなー」と思ってしまいます。

服や靴をしっかりコーディネートし、着ていない時はしっかりと手入れする。

そういう人に着られている服や靴は長持ちしますし、その人にあった服や靴にどんどん馴染んでいくでしょう。

でも、そのような人でも口の中を見ると虫歯があったり、歯周病だったり、歯並びが悪かったりすることがあります。

そういう人に出くわすと思わず、「もったいない」と思ってしまいます。

身だしなみに気にかけるのと同じくらい歯も手入れしてくれればいいのですが。

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