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2024.01.12

制服が変わりました

新年あけましておめでとうございます。

 

スタッフの制服が一部すり減ったりしていたので、制服を変えることにしました。

少し落ち着いた雰囲気になりました。

2023.11.27

学術大会参加(日本矯正歯科学会)

11月2日から3日までの2日間、日本矯正歯科学会の学術大会に参加してきました。

 

今年は新潟での開催で、宮崎から新潟へは①東京から新幹線、②大阪経由で飛行機、③福岡経由で飛行機が考えられますが、今回は大阪経由で行ってきました

 

朝1番の飛行機で大阪へ飛び、新潟には昼頃につきました。

 

会場は信濃川の中州にあり、隣は佐渡島へ行く船のターミナルでした。

 

発表や講演を聞くのがメインなのですが、矯正治療に使う材料や器具を探すのも学会参加の大きな目的で、例年大きなスペースが確保されています。

今回の印象は少し展示ブースが少ないなと思いました。

 

2日間だけの参加ですが、面白い講演が多かったので楽しかったです。

2023.11.01

学会シーズン

更新が約1か月ほど滞りました。

 

秋は私が所属する学会の大会が重なるシーズンで、今年は11月に日本矯正歯科学会と日本スポーツ歯科学会が開催されます。また、学校関連の方、スポーツ指導者を対象としたスポーツ歯科の講演依頼があり、それも11月に重なってしまいました。

 

スケジュール的に混みあっているため、色々と準備が重なり、この1か月ばたばたしていました。昨日ようやく講演のファイルが出来上がり、少し時間に余裕ができました。

 

例年10月ごろの学会や研修会などで県外へ飛行機に乗って出かけることが多いのですが、台風の影響で到着地変更や、欠航の頻繁に遭遇していました。

 

今年は台風来ないなと思っていたら、例年に比べ発生件数が少ないみたいです。上陸した台風の数も少なく1つだけのようでした。

 

今日から日本矯正歯科学会の学術大会は始まっていますが、診療に影響しないように明日からの参加にしています。

 

明日の新潟は雨なのが残念です。特に大過なく学会に出席できればと思っています。

2023.10.02

インボイス

インボイス制度がスタートしました。

 

医療機関の中で保険診療が主な医療機関ではそれほど影響はないでしょうが、自費の矯正治療がメインの当院のような医療機関では、結構の額の消費税を納めているので影響が大きいです。

 

例えば、当院に支払われた消費税をA円とします。当院が仕入れなどで物品を購入する際に支払った消費税額をB円とします。

 

ここで仕入れ先の業者さんがインボイスの登録をしている場合は、国に納める消費税額はA-B円で済むのですが、業者さんがインボイスの登録をしていない場合は国にA円納めないといけないので、業者さんが納めるべき消費税を当院が負担する必要が出るため、B円損をします。

 

そうすると当院としてはB円損をするより、仕入れ先をインボイスの登録業者に変更する道を選ぶこととなります。

 

消費税を多額納めているところは死活問題になるので、仕入れ先、契約先の変更が進むでしょう。

 

今まで消費税を払ったいなかった零細企業、個人事業主への影響は大きいと思いますが、消費税をかけた分はしっかり国に納めるようにしないと仕様がないでしょう。

2023.09.27

認定医制度

医療系の多くの学会で認定制度(認定医、専門医など)が作られています。

 

私の所属する日本矯正歯科学会や日本スポーツ歯科学会でも認定制度があり、日本口蓋裂学会や日本顎変形症学会でも認定医の指定がはじまりました。

 

この認定医制度ですが、なぜ認定制度が設けられているか考えられたことはありますでしょうか。

 

もちろん認定医や専門医に指定されていなくてもよい治療をされている先生はたくさんいらっしゃいますが、一般の人から見てこの先生には安心して治療を任せられると判断するのはかなり困難です。

 

そのため、それぞれの学会が知識や治療結果を審査し、一定水準に達していると判断される先生に認定を与えています。

 

この認定制度は更新性で、認定医、専門医にはつねに研鑽を積むことが求められます。

 

どの医療機関を受診すれば良いかわからない場合は参考にしてもらえればと思います。

2023.09.08

人手不足

歯科業界は慢性的に衛生士が不足しています。

歯科医院の数に対して、新卒の衛生士の数が不足している状態です。

 

地方では新卒の衛生士の何割かが大都市の歯科で就職するので、少ない数の衛生士の取り合い状態です。

 

結婚、出産に伴い退職された衛生士の復帰も限られているので、慢性的な人手不足の解消はほとんど見込めません。

 

衛生士学校への入学についても定員割れしているところが多いところも問題です。

 

業界全体で待遇改善に努め、子供たちや離職中の人に魅力的な職業と認識されるようにならない限り、問題は続くであろうと思われます。

2015.11.30

国体候補選手メディカルチェック

昨日は来年度の国体候補選手のメディカルチェックに行ってきました。

 

平成22年から参加して今年で5年目。

 

今年もさまざまな競技から約90名の選手の参加でした。

 

選手の口の中の診察風景です(顔はわからないようなアングルにしています)。

この中から多くの選手が活躍してくれることを願っています。

2014.06.18

歯周病菌をのみ込むと腸内細菌が変化する?

読売新聞のWeb版から

怖い歯周病菌、のむと内臓等にダメージ…立証か

 

歯周病の原因となる細菌をのみ込むと腸内細菌が変化して様々な臓器や組織に炎症を起こすことが、新潟大大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(58)のグループの研究で明らかになった。

 歯周病が動脈硬化や糖尿病などのリスクを高めることは知られており、口腔(こうくう)内の衛生管理が全身の健康を保つことを裏付ける研究結果として注目されそうだ。

 これまでは、歯周病になった歯茎などの患部から細菌などが侵入し、全身を循環して血管や脂肪組織、肝臓などに炎症を起こすと考えられていたが、具体的な立証はされてこなかった。

 研究では、歯周病の原因菌の一つをマウスの口に投与したところ、腸内細菌のバランスが崩れ、腸壁の細胞の間に生じた隙間に悪玉菌が侵入した。これによって、悪玉菌の毒素が分解されずに腸から吸収され、血液を通して様々な臓器に広がることが証明された。

 これらの変化は、肥満や糖尿病でみられる特徴と似ているため、歯周病が全身に悪影響を及ぼすことの解明につながる可能性が高いという。

 山崎教授は「早い時期からの口腔管理が、将来的にメタボリックシンドロームなどのリスクを減らすことにつながる。新たな治療法の確立につながってくれれば」と話している。

 

論文を読んでいないので、記事からだけでは本当かどうかわかりませんが、

この通りなら、歯周病治療、口腔衛生管理、歯周病になりにくい歯列(矯正歯科医なので、これが言いたかったので記事を引っ張ってきました)が重要ということになりますね。

2014.01.07

ポイント還元

朝日の記事から

歯科医院でもポイント還元 患者集め?規制に二の足

歯科医院で治療を受けると、商品券などと交換できるポイントがもらえるしくみが広がっている。国民の医療費が、治療とは直接関係ない患者集めに使われている可能性がある。患者にポイントを与えることで実質的な値引き競争につながり、全国で一律であるはずの医療の価格に差ができ、質の格差も生まれかねない。厚生労働省も、対策を慎重に検討している。

歯科ポイントのしくみは、東京都渋谷区の歯科コンサルタント会社が2006年から運営を始めた。同社によると、全国約6万9千ある歯科医院のうち、加盟しているのは約400。加盟医院で治療を受けた患者は、同社のウェブサイト上で治療や設備の満足度について6問のアンケートに答え、歯科医院の口コミを書き込むと、治療内容によって100円~1万円相当のポイントをもらえる。

ポイントの付け方は、歯科医院に任せられているため、患者の勧誘に活用できる。1回の治療で100ポイントをつける医院が多く、初診時や検診1回につき500ポイント、患者を紹介すると1千ポイントをもらえる医院もある。500ポイントたまると1ポイント1円として、商品券や電子マネーに交換できる。

「1万ポイント=1万3千円」などと、歯科医院は運営会社からポイントを事前に買い取る。または患者が口コミをした後、例えば100ポイントにつき300円を支払う方法もある。いずれも保険料や税金からなる診療報酬が使われているが、歯科医院は支払った金額を取り戻すために不必要な治療をして医療費の無駄につながる恐れが指摘されている。

ポイントを導入する歯科医院が増えているのは、歯科同士の競争が激化しているためだ。日本歯科医師会の瀬古口精良常務理事は「医療は非営利なので、(患者集めにつながるポイント制には)原則的には反対だが、時代の流れもあるので認めることも考えなければいけない」と話す。

厚労省の省令では、公的医療保険を扱う医療機関は「値引きなど経済的な利益を提供して患者を集めてはいけない」としている。同じ治療は、全国のどの保険医療機関でも同じ価格で提供するのが保険医療の原則で、患者集めは治療の質で競うべきだとされている。

厚労省は民主党政権だった12年秋、やはり公的医療保険でまかなわれる処方薬で患者が自己負担分を支払う場合、ポイント制があるクレジットカードの使用を禁止しようとしたが、政権交代で立ち消えになった。厚労省は「クレジット払いは1996年から認めていて定着しており、シャットアウトするのは難しい」(医療課)と説明する。そこで歯科ポイントも、値引きにつながる可能性はあるとしつつも、「すぐには判断できない」(同)と慎重な姿勢だ。(月舘彩子、関根慎一)

 

この記事は電子版から拾ってきました。会員登録していないと記事の一部しか読めません。記事の一部分だけでを読んで、「これを問題にするとクレジットカード払いも引っかかってくるよな」と思い、会員版の方まで開いてみました。やっぱり書いてありました。

 

私の歯科医院もクレジットカード払いを行っています。

矯正治療はそのほとんどが自費診療で、支払いが高額になることがあります。

現金で支払われる患者さんも多いですが、大金を持ち歩くことになります。

そのリスクを回避する手段として、銀行振り込み、クレジットカード払い、信販会社を通したクレジット払いを導入しています。

 

クレジットカード払いはあくまでも支払いの手段です。クレジットカード払いの場合、支払った額に対してポイントはつくでしょう。また、クレジットカード加盟店側(私の歯科医院)にも手数料は発生します。しかし、患者紹介や、来院に対してポイントが発生するものではありません。「いっしょにされるのもどうかなー」と思います。

2013.07.05

奥歯を失うとアルツハイマー病が悪化?

朝日新聞の記事から

奥歯失うとアルツハイマー病悪化 広島大、マウスで実験

【南宏美】奥歯を失うと、これまで原因とされてきたたんぱく質の蓄積とは異なる仕組みでアルツハイマー病が悪化することを、広島大などのチームがマウスの実験で突きとめた。広島大が3日発表した。

 認知症の一つのアルツハイマー病は、脳内にアミロイドβという異常なたんぱく質が蓄積することで症状が進むと考えられている。

 赤川安正・広島大名誉教授らは、遺伝子操作でアルツハイマー病を発症するようにしたマウスに、暗い部屋に入ると電気ショックを受けることを覚えさせてから、左右の奥歯6本を抜いたものと残したものに分けた。約4カ月後に調べると、歯を残した方は7匹全てが暗い部屋に入らなかったが、抜いた方は10匹中6匹が入った。

 どちらのマウスも脳内でアミロイドβが蓄積した面積に差はなかったが、記憶をつかさどる脳の海馬の細胞数は、歯を抜いた方が少なかった。アミロイドβの蓄積とは別に、海馬の細胞が減ることで学習や記憶能力が低下したと考えられるという。赤川名誉教授は「かむことによる脳への刺激や脳の血流量が減った影響ではないか。今後、解明したい」と話している。

 

この記事はヒトで実証されたデータではありません。

しかし、奥歯で噛めないお年寄りに噛める入れ歯を入れると日常の活動が改善されるといいます。

 

虫歯や歯周病などで奥歯を喪失するといろいろな面で不都合が出てきますね。

 

矯正治療によって虫歯や歯周病のリスクを下げるとアルツハイマーにも有効かもしれないと思いました。

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