マーケティング
マーケティングは歯科医院経営にも重要になってきます。
開業当初マーケティングのことなど全然考えていなかったのですが、
その結果、運転資金はどんどんなくなる、患者は全然来ないという状況で、「これはつぶれるな」という状況に追い込まれかけました。
その後、広告費をねん出して雑誌広告を行ったところ、徐々に患者さんが来るようになりました。
これらの一連の経過で学んだのが、
何もしないのが一番悪い、
やって無駄になるマーケティングは無い、
良い治療をしていれば何もしなくても患者さんが来るという考えも間違えで、歯科医院の名前が刷り込まれていない患者は良い治療をしていても来ない、名前が知られていないとスタートラインにも立てない、
ということです。
歯科医院の名前が地域に浸透した状態で良い治療をして初めて患者さんが来るようになると思いました。
広告費は高くつきましたが、やれば一定の効果は得られます。
今から思えば、何で開業してすぐにやらなかったのだろうとつくづく後悔しています。
石膏トラップ
歯科医院の技工室の流しには石膏トラップというものを付けています。
石膏は粉と水を混ぜ合わせて泥状にして型に流し込みます。
余った石膏はなるべく石膏廃棄用のごみ箱に捨てますが、石膏を練ったボウルなどはどうしても水洗いが必要になります。
そのまま流しに流すとやがて配管が詰まってしまうので、石膏を沈殿させる部分が必要になってきます。
これを石膏トラップといいます。
開業してから患者さんが少なかったので石膏トラップの掃除をしていませんでしたが、そろそろしないといけないと思い、今日の午後掃除をしてみることにしました。
正直な話、開けなければ良かったと後悔しました。
(そのまま閉めたりしていません。しっかりと心をこめてきれいにしました。)
奥歯の生える隙間が足りない
親知らずの生える隙間が足りなくて、親知らずが横向きになっている人や少しだけ生えている人は多いです。
最近多くなってきているのが、親知らずの一つ前の歯(第二大臼歯、別名12歳臼歯)の生える隙間が足りない人です。
特に、下の第二大臼歯が並びきらずに横向きになっていたり、舌の方に倒れている人が多くなってきています。
このレントゲンの患者さんも下の第二大臼歯が前に倒れて、その後ろには親知らずが存在しています。
今まで見た中で一番奥歯に隙間が足りなかった人は6歳臼歯も前に倒れ込んでいた人です。
どんどんこういった人が増えていくのかもしれません。
歯の隙間が無いことによる歯の萌出の遅延
歯が生える隙間が無い時、歯がずれて生えたり、場合によっては生えてこないこともあります。
隙間が無いことが原因で歯が生えてこない場合は、隙間を作ってあげれば歯は自然と生えてきます。
この写真は左の犬歯が生えてこなかった患者さんの写真です。
抜歯ケースとして治療することにして、左側は第一小臼歯を抜歯しました。
1か月ごとの調整で、調整のたびに写真を撮っていました。
上から治療前、1か月目~6か月目までです。
治療前の写真の前から2番目(側切歯)と第一小臼歯の間の歯ぐきが少し膨らんでいます。
ここに生えてこなかった犬歯があります。
このまま放置していれば、八重歯の状態で少し遅く生えてきたと思います。
第一小臼歯を抜歯して1か月目の時には側切歯の後ろの歯ぐきが白くなり、そこに犬歯が降りてきたことがわかります。
2か月目には犬歯の頭が出てきました。抜いた第一小臼歯の場所に向かって生えてきています。
4か月目にはほぼ隣の歯の高さぐらいまで生えています。
抜歯から4か月目まで、犬歯には触っていません。
このように、隙間が足りないことだけが理由で歯が生えてこない場合は、生えやすいように環境を整えれば勝手に生えてきます。
仕上げ磨き
子供の矯正治療の場合、固定式の装置が入っていると多くの場合磨き残しが生じます。
装置が入っていない場合でも、自分ひとりで磨き残しなくしっかり磨ける子供は少ないです。
そこで、子供の矯正治療の場合、1日1回は必ず仕上げ磨きをして完全に汚れを落とすように指導しています。
虫歯を新たに作ることなく矯正治療を終えることができるように、治療を受ける患者さんだけでなく、ご家族もサポートしていただければと思います。
審美ブラケットの悩み
金属製のブラケットにくらべて装着していても目立たないのが審美ブラケットです。
中でもセラミックス製はかなり歯の色に近く作られています。
そえじま矯正歯科ではジルコニア製のものを使っています。
通常のセラミックス製より少し値がはりますが、小さめで欠けにくいので使用しているのような感じです。
このジルコニア製のブラケットですが、今のところこれが一番というものに巡り合っていないのが不満です。
あるメーカー製のものは少し小さめで、ポジション変更のときもボンディング材が歯に残ってくれるのでポジション変更しやすいという利点があるが、色は白すぎ、
あるメーカーのものは、色が日本人の歯の色にマッチしているが、少し大きいなど。
両方の利点を組み合わせたものが出てくれれば、少し高くてもそれを使い続けるのですがね。
悪い姿勢
今日は姿勢の話です。
姿勢が悪いと顔の骨格に影響が出ます。
そのため、なるべく早期に姿勢は改善した方が良いのですが、
具体的にどのような姿勢を心掛ければ良いかというと、
上の左のように、耳が肩の上から前に来ている人は、左のように肩の上に耳が来るようにしてみてください。
立っている時も、座っている時もこの位置を保っていれば、頭がちょうど体の中心の上に来るようになります。
慣れない間は大変かもしれませんが、頑張ってみてください。
口腔内写真
矯正歯科医は治療の節目に必ず口腔内写真を撮ります。
以前は、本当に節目にしか写真を撮ってなかったのですが、開業してから矯正治療を開始した患者さんの写真はほぼ調節の度に撮っています。
一つには症例報告などに使えるように、一つには自分の治療の結果をすぐに再評価できるようにです。
写真を撮っているとスムーズに歯が動いている時と動かないときの差がすぐにわかります。
動かないときは何か動かないなりの原因が写真の中で見てとれます。
写真を整理するのは大変ですが、ものすごく勉強になるので続けていきたいと思います。
芸能人の矯正治療を取り上げたブログ
昨日は日曜診療のため、今日は休診です。
久しぶりに一日休ませてもらいました。
朝からだらだらとすごしながら、ネットの中をふらふらさまよっていて、芸能人の矯正治療を取り上げたブログ(歯列矯正系)を見つけました。
いやー、よく舌側矯正をしているところを画面上で見つけるものだと感心しました。
こうやってまとめてあるブログを見ると、結構矯正中の芸能人もいるものですね。
暇な曜日
開業1年を越えてようやく患者数0の日がなくなりました。
昨年は0の日ばかりで、つぶれるかなとも思いましたが、持ちこたえてここまで来ました。
そえじま矯正歯科では月に1回日曜診療を行っています。
最近は日曜日はほぼ終日埋まるようになりました。
土曜日もほぼ埋まっています。
平日はと言うと月火曜日は比較的埋まるのですが、水金曜日は結構すかすかです。
先週も水曜日は1人だけでした。
そういう日は技工をしたり、事務仕事をしています。
暇な日がなくなると良いのですが、はたしてそんな日が来るのでしょうか?