壁を上塗りしました
待合室、診療室の壁は漆喰塗りです。
吸湿、においを消す効果があるということで、選んでもらったのですが、開院して4年経つと汚れも目立ってきました。
漆喰の塗りなおしということも考えましたが、乾くまでの時間などを考え、15,16日の2日間、ちょうど休診の日に合わせて漆喰の上から吸湿性のある白い塗料を塗ってもらいました。
漆喰独特のざらつきは多少減りましたが、汚れも消え、診療室の壁が白くなりました。
夏休みが終わって・・・
夏休みが終わって、1週間ちょっとたちました。
夏休みは矯正歯科医にとって忙しいシーズンで、今年は昨年よりさらに忙しくなりました。というわけで、2ヶ月間更新を放置していました。
夏休みが終わった途端、予約はガラガラ。
祭りの後の寂しさを感じています。
少し、時間に余裕ができてきたので、1週間に1回は更新できればと思っています。
脳震盪
朝日新聞電子版の記事から、
脳振盪、甘く見ないで 2度目のショックで死亡例も
スポーツをしていて起こす脳振盪(のうしんとう)を甘く見てはいけない。軽い症状だと思って練習を再開すると、頭の中の軽い出血を見逃して、2度目の小さなショックで死に至るケースがある。「セカンドインパクト症候群」などと呼ばれ、医学界は注意を促すとともに現場向けガイドラインの作成を急いでいる。事故が多くなるのは合宿などで厳しい練習をする夏場。現場もいざというときの対応を知っておきたい。
高校1年生だった柔道の女子選手が2002年、夏合宿中に背中から落ち、意識を失って病院に運ばれた。頭蓋(ずがい)骨の内部で出血する急性硬膜下血腫と分かり緊急手術をしたが、寝たきりの状態に。11年後、亡くなった。
「セカンドインパクト症候群」の例だ。この時は背中を打っただけだが、実は数日前に頭を打って頭痛が残り、脳振盪や軽い内出血の疑いがあった。「最終日だから」と練習に誘われ、重大な事故になった。神奈川県立足柄上病院の野地雅人医師によると、転倒して頭を打ったバレーボールやラグビー、柔道の選手など、わかっているだけでも10人ほど同じような事故例があるという。脳の腫れも起きる。
ラグビー、ボクシング、アメリカンフットボールなどでマウスガードをつける理由のひとつが脳震盪の予防、特にセカンドインパクトによる死亡をふせぐことです。
脳震盪を起こしたり、口をけがする可能性のあるスポーツは多いのですが、日本ではマウスガードを装着しているスポーツ選手は少なく、口の怪我が多いにもかかわらずマウスガードを禁止しているスポーツもあるほどです。
指導者の意識が変わってくれればと思います。
スポーツデンティスト養成講習会
昨年から、日本体育協会が認定するスポーツデンティストという資格取得のための講習会が始まりました。
初年度は受講者50名に対し、応募者が600名以上に上ったため、門前払いされてしまいました。
今年も受講申請を行ったところ、受講内定の通知が届きました。
ほっとしました
けれど、今年と来年で計4回、それぞれ2日づつ東京で講習会。
しっかり、勉強してきます。
歯周病菌をのみ込むと腸内細菌が変化する?
読売新聞のWeb版から
怖い歯周病菌、のむと内臓等にダメージ…立証か
歯周病の原因となる細菌をのみ込むと腸内細菌が変化して様々な臓器や組織に炎症を起こすことが、新潟大大学院医歯学総合研究科の山崎和久教授(58)のグループの研究で明らかになった。
歯周病が動脈硬化や糖尿病などのリスクを高めることは知られており、口腔(こうくう)内の衛生管理が全身の健康を保つことを裏付ける研究結果として注目されそうだ。
これまでは、歯周病になった歯茎などの患部から細菌などが侵入し、全身を循環して血管や脂肪組織、肝臓などに炎症を起こすと考えられていたが、具体的な立証はされてこなかった。
研究では、歯周病の原因菌の一つをマウスの口に投与したところ、腸内細菌のバランスが崩れ、腸壁の細胞の間に生じた隙間に悪玉菌が侵入した。これによって、悪玉菌の毒素が分解されずに腸から吸収され、血液を通して様々な臓器に広がることが証明された。
これらの変化は、肥満や糖尿病でみられる特徴と似ているため、歯周病が全身に悪影響を及ぼすことの解明につながる可能性が高いという。
山崎教授は「早い時期からの口腔管理が、将来的にメタボリックシンドロームなどのリスクを減らすことにつながる。新たな治療法の確立につながってくれれば」と話している。
論文を読んでいないので、記事からだけでは本当かどうかわかりませんが、
この通りなら、歯周病治療、口腔衛生管理、歯周病になりにくい歯列(矯正歯科医なので、これが言いたかったので記事を引っ張ってきました)が重要ということになりますね。
沈静化
3月はこれまでになく忙しい1ヶ月でした。
矯正相談件数、ブログアクセス件数、ホームページ閲覧者数ともに過去最高。
4月に入ると、すべて激減。
夏あたりまでのんびりと過ごしていそうです。
広げて、前歯を圧下して、広げながら下あごを前に成長させて・・・
子供の矯正治療を行っていくと、治療が進行するにつれてどんどん顔が変わっていきます。
もちろん、成長による変化もあるのですが、矯正治療の介入によって変化していく部分も大きいです。
治療開始から3年。
その間、上下の歯列を広げ、
前歯を圧下し、
上下の歯列を広げながら下顎の前への成長を促しました。
顔を見てみると、
口が閉じにくいため、口をすぼめていたのが、
口をすぼめなくなり、
口を閉じるときにできていたあごの梅干状のしわがなくなりました。
まだ治療途中ですが、ここまでよくがんばってくれたなと思います。
駆け込み? 相談の増加
当院では矯正相談には30分程度の時間枠を設けているので、予約制にしています。
予約簿をながめていると消費税増税前だからなのかもしれませんが、先月までに比べて明らかに相談が増えています。
実際、装置を3月末までに装着できれば現行税率ですが、4月以降にずれこむと8%課税になります。
成人の矯正治療で抜歯ケースの場合、抜歯を大急ぎですれば間に合いますが、現時点での相談がぎりぎりかなと思います。