カラーレジン
3月の学会で床装置用のカラーレジンを購入しました。
今まではニッシンのピンクだけで作っていましたが、患者さんに選択してもらえるように(ブログ主が作っていて飽きないように)カラーバリエーションを増やしました。
今度色を混ぜてオレンジやパープルが作れるか、試してみようと思います。
トレース
矯正の治療計画を立案するとき、レントゲンのトレースをします。
昔はレントゲンフィルムの上にトレーシングペーパーなどを貼り、鉛筆でトレースしていました。
レントゲンのデジタル化が進み、フィルム上に現像しなくなり、現在はモニター上に表示しています。
成長期のお子さんの治療で、成長の状態を把握するためにどうしてもトレースをしたいのですが、モニター表示しているレントゲンのトレースをAdobe IllustratorやACDのCanvasのようなドローソフトでトレースしていました。
マウスで線をプロットしているとどうしても操作性が悪く、以前のレントゲンフィルムのトレーシングペーパーを用いたトレースのように表示した画像上に直接ペンでプロットしたいと思っていました。
最近WacomからCINTIQというモニター表示できるペンタブレットが出ているのを知り、購入してみました。
モニター表示されたレントゲンの上で、直接ペンで線を書くことができるので、マウスでプロットするよりもはるかに操作が容易になりました。
13インチのものを買いましたが、拡大縮小する手間が面倒なので、レントゲンを大きく表示できる27インチのものが欲しくなってしまいました。
お茶でドーピング違反?
新発売されたあるペットボトルのお茶に禁止薬物が入っているという情報を聞きました。
ゼラニウムというハーブは、禁止物質のひとつで興奮薬のメチルヘキサンアミンを含んでいます。
そのゼラニウムがお茶の成分に含まれているそうです。
現在体育協会などが調査中との話ですが、国体などで知らずに飲んで失格とならないようにしてほしいです。
あと、1月から国体のドーピング検査が20歳未満の選手にも拡大しているようです。高校生、中学生が知らずにドーピング違反にならないようにと思います。
歯の位置の入れ替わり
久しぶりに矯正。
数年に1回ほど、歯の位置が入れ替わっている(前の歯が奥に、奥の歯が前に)患者さんにお目にかかります。
この患者さんの左上の歯は、犬歯が奥にずれて、第一小臼歯の後ろの外側から生えてきています。第二小臼歯は、第一小臼歯と第一大臼歯の間の隙間の部分に埋まっている状態です。
レントゲンで見て、犬歯の根自体が第一小臼歯より後にあったので、無理に前に動かさずに、乳犬歯を抜歯して第一小臼歯を前に動かし、第一小臼歯、犬歯、第二小臼歯の順番で並べました。
早く並べることができますが、見ていて違和感があります。
この患者さんは右上の犬歯と第一小臼歯の順番が入れ替わっています。
レントゲンで見ると犬歯と第一小臼歯の根の位置は、前後的にほぼ同じ位置。
順番どおり並べるか、そのまま配列するか悩みましたが、順番どおり入れ替えて並べなおしました。
結構時間がかかってしまいましたが、少しすっきりと見ることができます。
状況に応じてどちらを選択するか考えていますが、見た目的には順番どおり並んでいる方がいいなと思います。
吹奏楽と顎関節症
神戸新聞の記事から
中学吹奏楽部の管楽器担当 3人に1人が顎関節症 兵庫医大
中学生が過度に管楽器の練習をすると、顎の関節や筋肉が痛む「顎関節症」になりやすいことを、兵庫医科大歯科口腔外科学講座(兵庫県西宮市)の研究グループが、神戸市内の中学校吹奏楽部員210人を調査し突き止めた。管楽器演奏者の3分の1に症状があり、グループは「練習時は適度に休みを取って」と呼び掛けている。
強く息を吹き込むため顎周辺に負担がかかることが主な原因とみられるが、管楽器演奏と顎関節症との関連性をみる調査は進んでおらず、中学生対象の大規模調査は国内初という。
岸本裕充主任教授らの研究グループは2013~14年、神戸市内で週6日練習する中学1校、毎日練習する3校の吹奏楽部員を調査。管楽器演奏者(184人)のうち、顎関節症は34・8%(64人)で、市民の一般的な有症率(5~12%)を大きく上回った。打楽器演奏者(26人)のうち、有症者はわずか1人(3・8%)だった。
管楽器演奏者は、練習時に症状が出るとの回答も42・4%(78人)あり、練習との関連が分かった。毎日練習するなど練習時間が長い人ほど、有症率が高い傾向もあった。
練習時の顎周辺の筋肉や関節の負担を調べた結果、息を吹き込む部分が小さい金管楽器を練習する方が、有症率が高まることも判明。木管楽器も含め、口の周辺に楽器を固定する構え方が筋肉の負担を大きくし、高い有症率につながっているとみられる。
兵庫医科大病院の顎関節症外来にも吹奏楽部の中学生が多く来院する。研究グループの安田恵理子・非常勤歯科医師と、本田公亮教授は「教育関係者にも研究成果を伝え、よりよい管楽器練習のあり方などを考えてもらい、子どもの健康維持に役立てたい」と話している。研究グループなどによると、全国の中学校のうち少なくとも6割以上は吹奏楽部や同好会組織があるとみられる。(金井恒幸)
吹奏楽をしている患者さんに顎関節症のひとが多かったので、関連があるかなと思っていました。
練習はほどほどにねといいたいですが、一生懸命やっている人には無理でしょうね。
腰痛
先週の話ですが、休診日に長時間椅子に座って技工をしていたら腰痛になりました。
姿勢が崩れた状態で長時間いたためでしょうか、右側の筋肉が強く張り、さらに姿勢が右に傾いてしまいました。
週末の診療はコルセットを巻き、湿布を貼って行っていました。
約2年ぶりの腰痛、姿勢は大切だなとつくづく思いました。
(今は回復し、普通どおり診療できています。)
キャンプシーズン到来
今日からプロ野球はキャンプ開始。
宮崎市では、ジャイアンツ、ホークス、バッファローズがキャンプしています。
そのためか、昨夜の町も心なしか人が多いような感じでした。
宮崎でキャンプをした球団が今年大活躍するように願っています。
明日の日曜診療に受診予定の患者様はご注意ください。
明日は月に1度の日曜診療の日です。
今回は青島太平洋マラソンと衆議院議員選挙もこの日に催されています。
特にマラソンについては10号線が江平から神宮の間も通行止めになるため、迂回路にあたる黒迫通り(歯科医院のすぐ横の通り)に渋滞が生じます。さらに年末の衆議院選挙のため、車で投票に行かれる方も多いでしょうから公立大学前はさらに混雑しているかもしれません。
午前中いっぱい渋滞になりますので、午前受診予定の患者様は時間に余裕を持っておこしください。
スポーツデンティスト養成講習会
スポーツデンティスト養成講習会に行ってきました。
スポーツデンティストはスポーツ歯科医学会の認定医とは異なり、日本体育協会の認定です。
東京の飯田橋で11日、12日の2日間みっちりと講義を聞いてきました。
今回は医科との共通で、会場はスポーツデンティストだけでなく、スポーツドクター、スポーツ医など多数の人が受講していました。
スポーツ医学に関する各分野(小児科、婦人科、整形外科、栄養学など)の専門家が、それぞれの分野の内容をスポーツを軸に再構成して説明してくれるので、大変面白い内容でした。
その後は、台風の影響で帰りの宮崎行きの便が早々に欠航がきまり、熊本に飛んで熊本で1泊。
翌朝、台風の中運行していた新幹線で新八代まで進み、夕方運行を再開した高速バスで宮崎に1日遅れで帰ってきました。
今となっては、講義よりその後の対応で疲れてしまった講習会でした。
次は1月にまた講習会に行ってきます。
ホワイトニング用測色器とホワイトニングシミュレーションソフト
歯の色調を測定する機械と、ホワイトニングの効果を事前にシミュレーションするソフトを導入しました。
歯の漂白をしていていつも感じているのは、歯科医師が考える色調の変化と患者さんが期待する色調の変化がかならずしも一致していないということです。
歯科医師としてはかなり白くなったと思っていても、患者さんの期待ほど白くなってなければ患者さんはがっかりします。
事前にこの程度白くなりますよというシミュレーションができればそうしたことが防げるのではと考え、購入することにしました。
これが色調を測定する機械です。
歯の表面に押し当て、色調を測定します。
このデータとその他の患者さんの情報をソフトに入力すると、
漂白の難易度や、漂白後の予測が提示されます。
客観的に何段階白くなると表示できるのは本当に助かるなと思いました。