新しい衛生士さん
ずっと募集をかけていたフルタイムの衛生士さんが、ようやく決まりました。
ほっとしました。
早速働いてもらっていて、野戦病院状態だった土曜日の診療が楽になりました。
一般歯科の勤務から矯正歯科の勤務になったため、まだまだ慣れないと思いますが、戦力として期待しています。
最近の技術革新
科学技術の進歩によって、治療のやり方がどんどん変わってきています。
矯正治療も同様で、従来は歯形をとって、模型を作り、模型の上で装置を作っていました。
歯形をとることを私たちは印象採得と言っています。この印象採得は、吐き気を催しやすい患者さんにはかなり苦痛なもので、吐くのをこらえてくれる患者さんもいますが、吐かれることも少なくありません。
印象採得せずに、装置を作るために開発されたのが口腔内用のスキャナーです。上下の歯を約15分程度でスキャンするようです。マウスピース矯正(アライナー矯正)の一つであるインビザラインは、このスキャンしたデータを直接オンラインで送って装置を作ることができます。
欲しい装置ですが、値段がもっと下がるまでは手が出せません。
更新していなくてすみません。
10月に入りました。
9月中に1回くらいは更新しようと思っていましたが、夏休みに初診でこられた患者さんの技工、5年に1回の保健所の立ち入り検査等で延び延びになり、最後にシルバーウィークの真ん中でぎっくり腰になり、とても更新できる状況にありませんでした。
ちなみに、今も作り終えて装着待ちの矯正装置が13個、作らないといけない矯正装置が16個、机の上に載っています。
そろそろ自分で作るのは限界かなという状態です。
さて、マイナンバー制度が始まりました。
先日歯科医師会でマイナンバーの説明会がありました。
特定個人情報にあたるので、漏洩に関してはかなり厳しい罰則があります。
今のところ、医療現場には導入されていませんが、今後はいろいろなところに利用されて、ナンバーにいろいろな情報が紐付きにされるのでしょうね。
正直な話、面倒だなと思いました。
混乱しなければ良いのですが。
先天欠損
今日から夏季休暇をいただいています。
とはいえ、溜めてしまった仕事を少しでも減らすため、朝からパソコンと向き合っています。
特に、子供の1年ごとの成長確認の検査、新患さんの治療計画立案の検査の資料が溜まっているので、ずっとトレースをしてます。
今手元に新患さんの検査資料が5人分あるのですが、5人中4人に歯の先天欠損があります。
最近、先天欠損の人が多いなとは思っていましたが、ここまで多いとは(たまたまでしょうが)と思いました。
ジルコニア製のバー
スポーツ歯科医学会で見つけた商品です。
ジルコニア製のバーで、金属製にくらべ熱が出にくいとのことでした。
早速買って使ってみました。
切削効率は金属に劣りますが、うたい文句どおり熱くなりにくかったです。
細い方が重宝しそうな感じでした。
日本スポーツ歯科医学会学術大会に行ってきました
20日、21日の2日間、日本スポーツ歯科医学会の学術大会に参加するため、新潟に行ってきました。
陸の孤島、宮崎から、飛行機と上越新幹線で約5時間、初新潟でした。
新潟は前日に入梅したとのことでしたが、天候は2日とも晴れでした。
会場は日本歯科大学、新潟生命歯学部キャンパス、駅から10分ほど歩いたところにありました。
マウスガードに関する講演や発表がもちろん一番多かったのですが、スポーツという枠組みではなく、運動と発育、健康増進、維持、老化予防に歯科を絡める講演が聴くことができ、行った甲斐がありました。
すべての患者さんの歯並び、かみあわせが床装置と非抜歯で治せるということはありません!!
少し感情的なタイトルです。
今まではセカンドオピニオンを求められる患者さんや、引越し以外で転医を希望される患者さんは年に1人程度でした。
5月ころから他院で矯正治療中の患者さんの相談が激増しています。
それらの患者さんはすべて治療方針は同じで、成人の不正咬合を床装置で拡大、非抜歯で治療するというものです。
初診時には必ず口の中を見せていただきますが、なるほど、非抜歯で治療できる患者さんもいらっしゃいます。
しかし、非抜歯でも床装置での治療は無理という人ばかりでした。
また、非抜歯で治療自体絶対に無理とか、無理に非抜歯で治療すると口元が大きく出てしまう、奥歯でかめなくなってしまうという患者さんもいらっしゃいます。
それらの患者さんには床矯正での治療が無理な理由、非抜歯での治療が無理な理由を説明しています。
昔読んだマンガに「1升のますに2升の酒は入らない」というせりふがありました。無理なものは無理なのです。
文部科学省設置法の一部を改正する法律案可決成立 スポーツ庁誕生へ
文部科学省設置法の一部を改正する法律案が参院で可決され、成立しました。
これに伴い、スポーツ庁が誕生します。
今後どのようにスポーツが発展していくのか、楽しみです。
うまく機能してくれるといいのですが、ただできただけとならないことを祈っています。
カラーレジン
3月の学会で床装置用のカラーレジンを購入しました。
今まではニッシンのピンクだけで作っていましたが、患者さんに選択してもらえるように(ブログ主が作っていて飽きないように)カラーバリエーションを増やしました。
今度色を混ぜてオレンジやパープルが作れるか、試してみようと思います。
トレース
矯正の治療計画を立案するとき、レントゲンのトレースをします。
昔はレントゲンフィルムの上にトレーシングペーパーなどを貼り、鉛筆でトレースしていました。
レントゲンのデジタル化が進み、フィルム上に現像しなくなり、現在はモニター上に表示しています。
成長期のお子さんの治療で、成長の状態を把握するためにどうしてもトレースをしたいのですが、モニター表示しているレントゲンのトレースをAdobe IllustratorやACDのCanvasのようなドローソフトでトレースしていました。
マウスで線をプロットしているとどうしても操作性が悪く、以前のレントゲンフィルムのトレーシングペーパーを用いたトレースのように表示した画像上に直接ペンでプロットしたいと思っていました。
最近WacomからCINTIQというモニター表示できるペンタブレットが出ているのを知り、購入してみました。
モニター表示されたレントゲンの上で、直接ペンで線を書くことができるので、マウスでプロットするよりもはるかに操作が容易になりました。
13インチのものを買いましたが、拡大縮小する手間が面倒なので、レントゲンを大きく表示できる27インチのものが欲しくなってしまいました。