舌の癖の除去 3.レッスン1
レッスン1です。
昨日書いたものに加えて、いくつか追加で練習を行います。
1. スポット
以前にも出した写真です。
上の前歯の裏に少し膨らんだ部分があります(青の中心の少し前方)。
普段からその部分に舌の先を付けておきます。
このとき、舌の先を丸めないように注意してください。
正しい舌の位置は普段この位置に舌の先がついています。
2. ポッピング
子供が遊びでよくやるもので、舌全体を上あごに付けて、ポンッと音を鳴らしてみてください。
舌の先はスポットの位置で、音はなるべく大きな音を出してください。
この2つがしっかりできるようになると舌の機能はかなり良くなります。
頑張ってみてください。
舌の癖の除去 2.簡単なものから始めてみましょう
舌の癖の除去について、簡単なものから始めます。
舌の大部分は筋肉です。
手足の筋肉と同じように、使えば使うほど上手に動くようになります。
まず、舌の形、舌の力や位置のコントロールの練習をしてみましょう。
1.舌の形のコントロール
舌をとがらせたり、平らにしてみてください。
舌をふらつかせず、5秒から10秒程度は形を維持させてください。
2.舌の位置や動きの速さのコントロール
舌の先でくちびるを1周なぞってください。
止まったり、後戻ったり、スピードを変えることなく、1分くらいかけてゆっくり同じ速さでなぞってください。
3.舌の形と力のコントロール
スティックを口の前に置き、舌の先をとがらせて、舌の先でスティックを力いっぱい押します。5秒から10秒程度は押してください。
次に舌を平らにして、舌の真ん中にスティックを当てます。あまり奥の方で当てると吐き気をもよおすことがあるのでおくに入れすぎないでください。そして舌に力を入れてスティックを上に押し上げてください。これも5秒から10秒程度は押してください。
できましたでしょうか?
舌の動きや位置が悪いひとは、下あごと首の間にある舌骨が下がっているひとが多いです。
3番目のトレーニングで舌を上に持ち上げることができるようになると、舌骨の位置が上に上がり、あごの下のたるみがとれたり、少なくなりますので、あごのラインがシャープになります。
美容とお口の健康、良い歯並びの維持には舌の正常な機能は欠かせません。
ぜひ頑張ってみてください。
門松作り
地域の催し物で、小学2年生の娘と一緒に門松作りの教室に参加してきました。
門松といっても本格的なものではなく、高さ20センチほどのミニ門松です。
素材さえ揃えば、慣れれば1時間程度で作れるので、毎年作ってみようと思っています。
お正月はまだ1か月先です。
来年度良い年になるように、12月末には歯科医院のどこかに飾りたいと思っています。
通算アクセス数1000達成
昨日、アクセス数が通算1000を超えていたようです。
みなさん、ありがとうございます。
まめに更新できるよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。
宮崎の矯正歯科医
親知らずと歯根吸収
2010年11月12日のブログで親知らずと骨折について書きました。
今回は親知らずと歯根吸収についてです。
歯根吸収は歯の根っこの部分が溶かされたり、短くなったりすることです。
矯正治療中に根っこの先が短くなることがしばしばありますが、埋まっている歯の方向が悪くて、埋まっている歯のエナメル質が隣接する歯の根っこに当たると根っこを溶かす場合があります。
上のレントゲンは下の左右の親知らずが斜めを向き、前の第二大臼歯の根っこにあたっている患者さんのものです。
親知らずと第二大臼歯の部分だけ拡大します。
矢印の親知らずと第二大臼歯の重なった部分、第二大臼歯の根っこが横から溶かされています。
ここまでくると、親知らずを抜いても第二大臼歯が元に戻ることはなく、歯が長く持たないので第二大臼歯を抜歯し、親知らずを第二大臼歯のかわりに使うことにしました。
左の第二大臼歯を抜歯した後です。右はこの後に抜きました。
矯正治療で親知らずを前に動かし、上の歯と咬ませました。
この患者さんの場合、高校生ぐらいで歯科医院を受診して、親知らずのレントゲンを撮る機会があれば、親知らずを抜く方法を選択したかもしれません。
でも、訴えもなければ親知らずのレントゲンをわざわざ撮ることもできないのから仕様がありません。
行政が決断して、小中高校生くらいの健康診断でパノラマ撮影をルーチンに導入してくれればいいなー。
埋まっている親知らずは、自覚症状がなくてもこのような悪影響を及ぼすことがあります。
親知らずが生えていない人は、どこか記憶の片隅にでも入れていただければ幸いです。(親知らずが最初からない人は別ですが。)
銀杏の木
歯科医院の前に立派な銀杏の木があります。
宮崎市も少し肌寒くなってきて、銀杏の木も先週に比べて少し黄色くなってきました。
もう少しすると朝の掃除が大変になるかもしれません。