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2010.12.17

舌の癖の除去 4. レッスン2

舌の癖の除去、レッスン2です。

1. スラープスワロー

用意してほしいものは、ストローとスプレーです。

まず、舌の先をスポットにつけます。

次に小臼歯のあたりでストローを咬みます。

このとき、舌の先はスポットについているので、ストローは舌の下を通っています。

口角(矢印で示したくちびるの端)からスプレーで水を少し入れます。

舌の先はスポットに付けたまま、ストローは咬んだまま、水を奥歯の間から吸い込み、舌の上(舌の真ん中あたり)に集めます。

くちびるは閉じないように、この状態で水を飲み込んでください。

舌はストローで邪魔をされて、下に下がることなく、飲み込むことができるはずです。

これが正しい飲み込み方です。この動きを覚えましょう。

2. バイト

舌の癖があるひとは、飲み込むときに歯をかみ合わせていなかったり、食事を良く咬んでいないことが多く、咬む筋肉(咀嚼筋)がしっかりと機能していないことが多いです。

咀嚼筋のトレーニングとして、かみ締めを行います。

このトレーニングには注意が必要で、顎関節症のひとは症状を悪化させる可能性があるので控えてください。

あごのえら(耳の下で下あごの角の部分)の少し上を両手で触ります。

舌の先をスポットにつけたまま、奥歯を力いっぱい3秒間かみ締めます。

このとき、えらの上の筋肉(咬筋)が動くのを確かめてください。

かみ締めたあと、3秒間休憩します。

次に、こめかみを両手で触ります。

舌の先をスポットにつけたまま、奥歯を力いっぱい3秒間かみ締めます。

このとき、こめかみの筋肉(側頭筋前腹)が動くのを確かめてください。

かみ締めたあと、3秒間休憩します。

次に、耳の上を両手で触ります。

舌の先をスポットにつけたまま、奥歯を力いっぱい3秒間かみ締めます。

このとき、耳の上の筋肉(側頭筋後腹)が動くのを確かめてください。

かみ締めたあと、3秒間休憩します。

この一連のトレーニングを5回繰り返してください。

トレーニング中に痛みを感じた場合はすぐに中止してください。

3. ポスチャー

舌の位置を常に上に付けておく練習です。

スラープスワローと同様に、舌の先をスポットに付け、ストローを咬んでください。

くちびるは閉じ、5分間舌の先を上に付けた状態を維持してください。

できましたでしょうか。

どんどん難しくなってきます。

ひとつひとつのレッスンを無理なくこなせるようになってから次のレッスンに移ってください。