ネットの記事から「3Dプリンターで歯列矯正を格安DIYした理系大学生の話」
記事の内容はこちら。
インビザラインの手法を自分で行っているわけですが、”歯の矯正方法を調べ”というところをかなり綿密に行ったのではと思います。
アメリカの工科大学の学生さんは行動力がすごいですね。
Windows update するとセファロ分析ソフトが使えない
朝から少し仕事をしようとセファロ分析ソフトを立ち上げたらエラー。
昨日まで何もなかったのに。
昨日windowsを更新して終了した影響かなと思い、元のバージョンに戻して立ち上げてみる。
正常に作動。
ウイルスみたいなupdateでした。
インシグニア1症例目の実感
インシグニアを装着した最初の患者さんが、セットしてから2か月ほど経ちました。
今までたくさんの患者さんを治療してきましたが、一番動きが速いです。
少し、甘く見ていました。
環境を整備して、治療例を増やそうかなと考えています。
トレースとマウスの性能
セファロのトレースにペンタブレットを使用しています。
初診の患者さんのトレースには便利なのですが、セファロの重ね合わせまでペンタブレットを使用するのは少し手間がかかるので、マウスでペジェ曲線を修正するようにしています。
このマウスによる修正で、安いワイヤレスキーボードとマウスを使用していたのですが、キーボードは少し時間を空けてタッチした時に最初のキータッチが認識されず、マウスはレーザーの読み取りが荒く、ポイントがずれるなどかなりイライラさせられました。
余りにもイライラするので、高いキーボードとマウスにしてみようと思い、ロジクールの高級な(セットで1万円を超える)キーボードとマウスのセットにしてみました(ちなみに前のはセットで2千円)。
キータッチのエラーがなくなり、マウスのポイントのずれがなくペジェの修正がスムーズに行えるようになりました。
仕事に使う機材はけちらず、良いものを使う方が効率が良いなと改めて実感しました。
インシグニア
3月25日、26日の2日間、インシグニアのasian user meetingに行ってきました。
ユーザーと銘打っていますが、私は現在1症例のみ。それも最近始めたばかり。
他の先生たちがどのように活用しているのかを知りたくて参加しました。
20人ほどの参加者のうち、日本人は5名程度。
海外のユーザーが多数参加していました。
Asian userの名のとおり。
Meetingはすべて英語。英語漬けも久しぶりです。
インシグニアのシステムは私の目指す矯正治療に合致するので、今後症例数を増やしていこうと考えています。
問題はコストかな。
完成したマウスガードを持って、高鍋町へ行ってきました。 宮崎、大分、鹿児島の小学生のラグビーチームが参加する大会で、多くの児童が来ていました。 開会前の集合時間に無事マウスガードを配り終えました。
最近の事例です。
患者さんが転居することになり、写真と矯正歯科医院への紹介状を渡しました。
紹介先の歯科医院を受診したのち、患者さんの写真が紹介先の歯科医院のブログにアップされていたのに気づいたそうです。
ブログへの掲載してよいか、聞かれてはいないとのことでした。
少し残念でした。
矯正治療のデジタル化
新年あけましておめでとうございます。
タイトルと内容が少しずれているかもしれませんが、歯の移動をコンピューターで予測・管理することについて書きます。
旧来の矯正治療は矯正歯科医のセンスで装置をデザイン(これには装置の形状や力のかけ方、ブラケットの位置、種類、ワイヤーの形状なども含まれます)し、調整を行っていました。
その歯の移動は診断はもちろん、職人的なセンスが大きく関与し、術者の優劣が大きく治療成績(仕上がり具合)に影響していました。
この職人的なセンスというのは必ずしも同じ矯正歯科医が、実際には存在しませんが、同じような患者さんを治療した時に同じような仕上がりになるわけではなく、治療にばらつきが生じます。
そのばらつきがどんどん改善する方向に向かえばよいのですが、必ずしもそうはなりません。
もちろん、経験によってばらつきを少なくすることはできますが。
このばらつきを減らす手段の一つとして、デジタル化があります。
最近、デジタルセットアップ(治療後の歯並びかみ合わせをコンピューター上でつくりあげた、予測画像)を用いた治療が増えてきています。
マウスピース矯正(インビザラインなど)もその一つです。
外側からの矯正治療についてもデジタルセットアップを元に、ブラケットの位置をきめ、治療に活かすことが始まってきています。
ということで、私の歯科医院でも試験的に外側からの矯正治療にデジタルセットアップを元にブラケットの位置を決め、インダイレクトボンディングで装置を装着することを開始してみることにしました。
現在、装置到着待ちですが、ブラケットポジションがより正確になり、治療期間短縮につながると確信しています。
CT導入
開業して6年、ようやくCTを導入しました。
当院のX線室に既設のセファロ撮影装置と一緒に設置することができないので、既設の装置は撤去し、CTとセファロが撮影できる機種を入れることにしました。
見慣れないので、違和感がものすごくあります。
顎間ゴムの使用
上下の歯を噛ませていくときに、患者さんにゴムを使用してもらうことがあります。
このゴムは上下の歯にかけるもので、口が開けにくい、かけるのがわずらわしいなど、なかなか使ってくれない患者さんも多いです。
しかし、しっかり使ってくれれば治療期間が大幅に短縮することも多いです。
この患者さんは3ヶ月ほど(一番上の写真から一番下の写真まで)かなり頑張って使用してくれました。
上下の真ん中が合って、前歯が噛み合いました。
予想以上に速く進んで(動的治療期間8ヶ月ほど)びっくりしました。
こういう驚きがあるから、矯正治療が好きです。
追記:下の写真だけ、左右逆にいれてしまいました・・・
最新の促進矯正 PROPELの講習会に行ってきました。
昨日は12月の第二日曜日。
通常は診療日にしていて、毎年青島太平洋マラソンとかぶるため、予約時間に間に合わない患者さんが多くなり診療がカオスな状態になる日でした。
今年は東京で開催される最新の促進矯正の講習会に参加するため、日曜診療の日をずらしました。
促進矯正の代表はコルチコトミーですが、普通の矯正歯科医にとっては敷居が高すぎるので、もっと簡便で患者さんにも勧めやすい方法を模索していました。
今回聞きに行ったPROPEL
は、動かしたい歯の周囲にドリルで小さな穴を開けて歯の移動を促進するというものです。
ドリル自体に歯の移動を促進させる秘密があるみたいで、通常のドリルとPROPELのドリルで氷に穴を開けた動画も見せてもらい、違いがわかりました。
実際に歯の移動が促進されそうなので、早速12本セットを注文しました。
3月には進学や就職で宮崎を離れる患者さんが何人かいらっしゃるので、同意が得られれば使わせてもらおうと考えてます。
自分でも効果が実感できれば、促進矯正を組み込んだ自院での治療システムを作ってみようと思います。