顎間ゴムの使用
上下の歯を噛ませていくときに、患者さんにゴムを使用してもらうことがあります。
このゴムは上下の歯にかけるもので、口が開けにくい、かけるのがわずらわしいなど、なかなか使ってくれない患者さんも多いです。
しかし、しっかり使ってくれれば治療期間が大幅に短縮することも多いです。
この患者さんは3ヶ月ほど(一番上の写真から一番下の写真まで)かなり頑張って使用してくれました。

上下の真ん中が合って、前歯が噛み合いました。
予想以上に速く進んで(動的治療期間8ヶ月ほど)びっくりしました。
こういう驚きがあるから、矯正治療が好きです。
追記:下の写真だけ、左右逆にいれてしまいました・・・
最新の促進矯正 PROPELの講習会に行ってきました。
昨日は12月の第二日曜日。
通常は診療日にしていて、毎年青島太平洋マラソンとかぶるため、予約時間に間に合わない患者さんが多くなり診療がカオスな状態になる日でした。
今年は東京で開催される最新の促進矯正の講習会に参加するため、日曜診療の日をずらしました。
促進矯正の代表はコルチコトミーですが、普通の矯正歯科医にとっては敷居が高すぎるので、もっと簡便で患者さんにも勧めやすい方法を模索していました。
今回聞きに行ったPROPEL

は、動かしたい歯の周囲にドリルで小さな穴を開けて歯の移動を促進するというものです。
ドリル自体に歯の移動を促進させる秘密があるみたいで、通常のドリルとPROPELのドリルで氷に穴を開けた動画も見せてもらい、違いがわかりました。
実際に歯の移動が促進されそうなので、早速12本セットを注文しました。
3月には進学や就職で宮崎を離れる患者さんが何人かいらっしゃるので、同意が得られれば使わせてもらおうと考えてます。
自分でも効果が実感できれば、促進矯正を組み込んだ自院での治療システムを作ってみようと思います。
学会参加→講習会参加
先週は5日間休診にして、矯正歯科学会とスポーツデンティスト養成講習会に行ってきました。
矯正歯科学会は18日から20日まで福岡で、

スポーツデンティスト養成講習会は21、22日の2日間東京での受講でした。
宮崎に戻ると運賃が高くなるので、福岡からそのまま東京へ行くことにしました。
スポーツデンティスト養成講習会は今回が最後の日程。
東京医科歯科大学の学生実習室をお借りしての実習でした。


実習は自分の歯型を使ったマウスガードの製作。
シングルレイヤーで、吸引型の成型器を使用して製作しました。
シングルレイヤーの製作、吸引型の成型器の使用は約10年ぶり。
できあがりはこちら。

つけるとこんな感じ(閲覧注意)。

むさくるしい口元ですみません。
最近の技術革新
科学技術の進歩によって、治療のやり方がどんどん変わってきています。
矯正治療も同様で、従来は歯形をとって、模型を作り、模型の上で装置を作っていました。
歯形をとることを私たちは印象採得と言っています。この印象採得は、吐き気を催しやすい患者さんにはかなり苦痛なもので、吐くのをこらえてくれる患者さんもいますが、吐かれることも少なくありません。
印象採得せずに、装置を作るために開発されたのが口腔内用のスキャナーです。上下の歯を約15分程度でスキャンするようです。マウスピース矯正(アライナー矯正)の一つであるインビザラインは、このスキャンしたデータを直接オンラインで送って装置を作ることができます。
欲しい装置ですが、値段がもっと下がるまでは手が出せません。
説明用端末
昨年説明用にacerのTablet PCを買いました。

医院内での治療計画の説明用にPower Pointを利用しているので、
そのまま使えるようにプラットフォームはWindows 7がいいかなと思っていました。
使用しているうちに、プレゼンテーションをPower Pointで行うとその反応の遅さからストレスを感じるようになり、
プレゼン用ファイルをhtmlで作り直そうかなと思っていました。
その後、忙しくなりほったらかしたままでした。
今年になってひょんなことからiPadを入手しました。

PDFファイルを閲覧するソフトを入れてもらったのですが、
Power Pointで作ったファイルをPDF化して動かしてみると、
これがサクサク動きます。
アプリケーションの立ち上がりも早いし、
スリープ状態からの起動も早いし、
バッテリーの持ちも長い、
断然、iPadの方が使い勝手が良かったです。
iPadの方が売れるわけだと思いました。
裏側からの矯正治療の相談
最近いろいろと仕事が重なり、更新が滞っています。
すみません。
10月からSTbを使った裏側からの矯正治療を開始したことをブログに書きました。
スタートするにあたり、ホームページを9月下旬に書き換えたのですが、10月に入ってすぐに立て続けに裏側からの矯正治療の相談をいただきました。
宮崎だとそれほど相談がないかなと思っていましたが、ニーズは高かったです。
見えないメリットは思った以上に高く評価されているのですね。
講習会
9月22日、23日の2日間、矯正の講習会に行ってきました。
講義とSTbというブラケットを使ったタイポドントを2日間にわたって勉強してきました。

前日から出発の予定が、台風により飛行機欠航。
翌日の朝1番の便で東京に向かいましたが、到着時間の関係上遅刻となりました。
講義中の入室になり、ご迷惑をおかけしました。
講義、実習は盛り沢山でなかなか2日間だけでは咀嚼しきれない状況でした。
ニッシンのワックスフォームを症例ごとに購入し、自分で試行錯誤してから臨床に活用しようと思います。
部分矯正の適応
矯正の相談でしばしば、
「部分矯正で治りますか?」
と聞かれることがあります。
患者さんが何を気にして来院されたか、
それを実現するにはどのような仕上がりになるかを考えて相談を受けています。
仕上がりを思い浮かべ、現在の噛み合わせと比較すると、どのように歯を動かす必要があるかが想像できます。
それが部分矯正でもできることは少ないです。
見た目上、気になる部分は一部かもしれませんが、その気になる部分を形作っているのはかみ合わせ全体であることが多いのです。
虫歯、処置済みの歯の数
最近子供の患者さんの比率が上がってきています。
立て続けで子供の口の中を見ていて思うのが、最近の子供の口の中の虫歯や、虫歯治療後の歯の数が減ってきているなということです。
実際にデータでも示されていますが、私が矯正歯科に入局したころは子供の患者さんの口の中には虫歯や処置済みの歯が大体数本ぐらいはあり、逆に虫歯が1本もない患者さんが少なかったように思います。
現在、私の歯科医院に受診する子供の患者さんは虫歯や虫歯になって処置した歯が無いのが普通といった状態です。
矯正治療に子供をつれてくる保護者のかたの口腔衛生に対する意識が高いのと、私たちの先輩の歯科医師の努力のたまものかなと思っています。
あと10年もすれば成人の矯正患者についても虫歯や虫歯になって処置した歯が無いのが普通といった状態になればと思っています。
舌の癖を取り除くための装置
以前舌の癖をトレーニングで取り除くことについて書きました。
トレーニングをしっかり行ってくれれば良いのですが、やってくれなければなかなか噛み合わせが良くならないことがあります。
そういった場合は装置を使って無理やり舌の位置を覚えこませるといった方法をとる場合があります。
代表的な装置として

タングクリブがあります。
装着させられるとかなりストレスがたまる装置ですがよく効きます。









