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2011.02.03

ホワイトニング 1. 歯のクリーニング

昨年10月22日の記事でホワイトニングには様々な方法があると書きました。

歯を白くする方法

実際に歯を白くしたいという患者さんの話を聞いてみると、どう白くしたいのか、どの部分が気になっているのか様々です。

そこで、今日からしばらく様々な歯を白くする方法(ホワイトニング)について書いていきます。

 

歯の色は様々な原因によって作られています。

その中でも、歯の表面に付く色は生活習慣などですぐに付いていきます。

特に、歯磨きが十分でない部分にはごく短期間でつきます。

上の写真をみてわかるように、歯が少し黄色くなっているのは歯と歯の間、歯の裏側、奥歯です。

磨き残しが長期間残れば、歯に付着した歯垢に唾液に含まれるカルシウムが沈着し、歯石になります。

歯石ができると歯磨きでは落とせなくなります。

歯の表面に歯石や歯垢など、ざらついたものやねばねばしたものが付いていると、そこに色が付きやすくなります。

ただし、いくら歯をつるつるにしても、歯磨きが十分に行えないと、再び色がついてしまいます。

この歯のクリーニングは虫歯や歯周病予防にも効果的です。

定期的に歯科医院で行ってもらえば、きれいな歯とお口の健康を保つことができます。

美容院などで髪を定期的に整えてもらうのと同じように、歯科医院で定期的に行ってみて歯いかがでしょうか。

2011.01.22

アナウンスボード

歯科医院の自動ドア前に、矯正とホワイトニングの案内を掲示しています。

今までの掲示はインパクトが弱かったのと、文字が色あせてきたので作り変えました。

昔のボードの写真を撮り忘れていたので、比較できませんが、

インパクトがあり、見栄えがよくなりました。

2011.01.09

ホワイトニングと歯の修復物の色調

久しぶりにホワイトニングの話です。

前歯に虫歯ができた時、小さいものだと治療の最後にプラスチックの詰め物をして仕上げます。

虫歯におかされた部分を取り除いた穴が外からも目立つ部分にあれば、穴の周囲の歯の色調に合わせてプラスチックの色調を選択します。

人の歯の色の色調は様々です。

上の写真は歯の色調の見本ですが、歯の見本の下にA1からD4までのコードが記されているのがわかるでしょうか。

周囲の歯の色調と同じコードのプラスチックを選択して穴につめることで、虫歯の治療のあとは目立たなくなります。

 

さて、ここからがホワイトニングの話です。

 

もし、プラスチックを詰めた後にホワイトニング(ブリーチング)するとどうなるでしょう。

上の写真の左の前歯の部分のように、詰め物以外の部分は白く漂白されますが、詰め物の部分だけ元の歯の色調のまま残ってしまいます。

 

ホワイトニング(ブリーチング)の効果は人工物にまでは及びません。

ホワイトニングを行うと逆に治療の痕が目立ってしまうことも多々あります。

ホワイトニングを行う場合はくれぐれもご注意ください。

2010.11.13

オパレッセンス ブースト

私は歯科医院で行うオフィスホワイトニングにオパレッセンス・ブーストを使用しています。

このホワイトニングキットは日本では認可されていないので、個人輸入でアメリカから購入しています。

かなり強い漂白剤を使っているので、漂白効果が高く、その上、知覚過敏になるのを抑える薬剤も入っています。

オフィスホワイトニングの中には歯の表面をすりガラスのように少しざらざらにして、光を乱反射させて白く見せるものがあります。

その場合、歯の光沢感がなくなるのみならず、ざらざらした部分に色が付きやすく、すぐに後戻りした印象を与えます。

このオパレッセンス・ブーストは、歯の表面をざらざらにせず、歯の光沢感を損ねないのも特徴の一つです。

2010.10.30

ホワイトニング後の飲食

久しぶりにホワイトニングです。

ホワイトニングを受けたことのある人はご存知だと思いますが、ホワイトニング(漂泊やクリーニング(PMTC))後に控えていただきたい食べ物、飲み物の話です。

漂泊では最初に歯の表面をきれいにします。

通常歯の表面にはペリクルといわれるタンパク質でおおわれています。

このペリクルには、口の中の細菌が付着しやすいという悪い作用もあるのですが、歯を外からの刺激から護る作用もあるのです。

漂泊やPMTCを行うときはこのペリクルを取り除くので、歯はかなりデリケートな状態です。

炭酸飲料、酸性食品、柑橘類、ヨーグルトなどは歯を少し溶かしてしまいます。

できればホワイトニングを行った日はお控えください。

また、色の付きやすい食べ物や飲み物やたばこは色がまた付着するのでお控えください。

2010.10.22

歯を白くする方法

今日の話題は歯を白くする方法です。

近年、ホワイトニングという言葉が広く認識されるようになりました。文字通り白くするということですが、歯のホワイトニングとは一体何なのでしょう。

まず、白くすることを考える前に、歯の色について考えます。歯の色については色々な要素があり、それらを挙げてみると、

1.歯の表面に付いた色
2.歯の詰め物やかぶせものの色の変化
3.歯の詰め物やかぶせものの周囲の虫歯
4.虫歯
5.歯の脱灰(白くくすんだ色になること)
6.歯の神経がだめになり、中から変色した時
7.歯自体が持っている色
などがあります。

それぞれの対処方法として、

・歯の表面に付く色は食事や飲み物などが原因で、歯科医院で磨いてもらえば落ちます。
・歯の詰め物やかぶせものの色の変化は、材料のプラスチックに時間とともに色が付いていくものです。色が気になるならやり直す必要があります。
・歯の詰め物やかぶせものの周囲の虫歯は、詰め物やかぶせものを取り外し、虫歯治療を行う必要があります。
・虫歯は言うまでもなく治療しないと色は消えません。また、詰め物やかぶせものも白いものを選択しないと白くなりません。
・歯の脱灰は、軽いものだとリカルデントやフッ素の使用で元に戻る場合もあります。脱灰が進んでいる場合は虫歯の治療に準じた対処方法になります。
・歯の中から変色した場合は、神経を抜いて中を掃除し、内側から漂泊する必要があります。
・歯自体が持っている色については歯の外側から漂泊していけば白くなります。

厳密にいえば上に挙げた対処方法すべてがホワイトニングです。このようにホワイトニングといっても様々な処置があり、その処置についてもさらに色々な方法があることを知っていただければと思います。

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