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2011.04.11

歯の生え換わり

歯が生え換わるとき、乳歯がぐらぐらし始めてから生え換わります。

乳歯がぐらぐらし始める時、永久歯が伸びてきて乳歯の歯根に当たり、乳歯の歯根が溶かされてどんどん短くなっていきます。

上のレントゲンの左側は乳歯の歯根が短くなる前、右は永久歯が伸びてきて乳歯の歯根が短くなってきているところです。

 

乳歯の歯根が短くなると、歯を支える部分が少なくなるためにぐらぐらし始め、最終的には乳歯が抜け落ちます。

 

しかし、時には永久歯が乳歯の歯根の方へ向かわず、ずれていることがあります。

上のレントゲン写真は永久歯が乳歯の歯根とずれているため、乳歯の歯根が溶かされず、残ったままになっています。

こういった場合、早めに乳歯を抜歯しないと永久歯がずれて生えてしまいます。

 

また、乳歯の下に永久歯が存在しない場合、

上のレントゲンは成人のものですが、永久歯が先天欠損のため乳歯の歯根が溶かされずに残っています。

このように永久歯が存在しない場合は、虫歯や歯周病にかからなければ乳歯が長く残ります。

歯が生え換わらないとき、何かの原因があることが多いので、気になるときは早めにご相談ください。