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2010.12.04

癖と歯列不正 2.唇や頬の力

歯は力のバランスのつりあった所に並びます。

歯に加わる力で、外から中へ向かう力が強く、中から外へ向かう力が弱い時、歯は内側に倒れます。

代表的なものを挙げると、

飲み込む時に頬がキュッとしまるような癖を持っている人です。

このとき、奥歯には内側に移動しやすく、歯並びの横幅(歯列弓幅径)がせまくなります。

 

 

逆に、歯に加わる力で、中から外へ向かう力が強く、外から中へ向かう力が弱い時、歯は外側に倒れます。

代表的なものを挙げると、

口をぽかーんと開けていることが多い人です。

このとき、前歯を内側に押すはずの唇の力が作用せず、上の前歯が前に倒れます。

これらの癖は矯正治療をして歯並びを整えても後戻りをさせる力になります。

なるべく早く取り除いた方が良いでしょう。