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2010.11.30

外科的矯正治療 補足 顔のバランスについて

昨日の朝、NHK総合のアサイチで顔の話をしていました。

そういえば、外科的矯正治療のシリーズで顔のバランスも考慮して治療計画を考えていることを書いていませんでした。

そこで補足です。

ひとにはそれぞれ好みの顔があります。

好みのど真ん中という顔は、すべてのひとで一致しているわけではありません。

しかし、ひとそれぞれ好みの顔には範囲を持っているもので、

ほとんどのひとにとって好みの顔の範囲に入る顔というものがあります。

バランスの整った平均的な顔になってしまうのですが、

これをいろんなひとの顔をブレンドして自分でも作ってみました。

目、鼻、口、あごの先の位置を整えて作っています。

整った顔のバランスは、

眉間から鼻の下、鼻の下からあごの先が1対1、

鼻の下から口、口からあごの先が1対2、

とされています。

骨格的な異常のある患者さんの治療計画を考える上で、骨格的な異常を改善するだけでなく、顔のバランスも上の写真の比率に近づくように計画しています。

そうすると、治療後の患者さんの顔は魅力的になり、患者さんからも満足が得られます。