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2018.02.06

模型の処分と再製作

約4か月ぶりの更新です。

2か月ぐらい放置していた気分なのですが、4か月以上放置していました。

前回の記事は口腔内スキャナーでしたが、その後の経過についてご報告します。

 

口腔内スキャナーを導入し、今ではインビザラインのみならず、裏側矯正(ハーモニーシステム)、唇側からの矯正(インシグニア)にも使用を開始しました。

この口腔内スキャナーの使用方法を教えてもらうときに、模型を使用してスキャンの練習をするのですが、「これ、院内に保管している模型をすべてスキャンして、必要になれば3Dプリンターから出力できるようにすれば模型を廃棄できるのでは?」と思いました。

保険診療の模型は廃棄不可と言われそうな気がしたので(現在問い合わせ中)、自費診療の患者さんの模型を3Dプリンターで出力するところからはじめました。

 

まず最初に口腔内スキャナーで模型をスキャンし、

My aligntechのクラウドから、スキャンした模型のstlファイルをローカルに落とし、

模型データをMaestro 3D Dental Studioで開き、模型の台付け、

台付けした模型データを3Dプリンターについているソフトで開き、模型の角度を調整し、出力するためのサポートを付け、

 

3Dプリンターで出力、

 

完成品はこれ。

ピッチを100ミクロンに設定したので、片顎の出力で約10時間半。

模型の仕上がりは十分かなと思いました。

時間はかかりますが、平行模型を作る手間を考えると、その時間他の仕事ができるので楽です。

 

模型を出力できるめどがついてので、終了した患者さんから模型のデジタルデータでの保管に移行します。