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2010.11.12

スポーツによる骨折と親知らず

スポーツ中に人やボールなどがあごにぶつかった場合、下あごが骨折することがあります。

今回は下あごの骨折と下の親知らずについてです。

下の親知らずがあるのになかなか生えてこない場合、親知らずが生える隙間がない場合があります。

そういった下の親知らずは斜めを向いたり、真横を向いていたりします。

赤の矢印で示した歯が親知らずです。

親知らずが斜めになって、骨の中に埋まっています。

こういった状態のとき、下あごに衝撃が加わると骨折を起こしやすくなります。

歯の一番硬い部分のエナメル質は、歯の根っこの部分と違い、骨にひっついていません。

そのため、骨に衝撃が加わったとき、強度的に弱いエナメル質と骨の境目に沿って骨折しやすくなるのです。

人とぶつかりあうコンタクトスポーツをされるかたは、シーズンオフのときに歯科医院で親知らずのチェックをしてもらってはどうでしょうか。