勤務医時代の夏休みの思い出
夏休みが始まったお子さんも多いかと思います。
大学に勤務していたころは子供の患者さんが多かったので、夏休みに入るとかなり忙しくなっていました。
特に、鹿児島大学に勤務していたころは離島から通院している患者さんも多かったので、なるべく学校を休ませなくても済むように、夏、冬、春休みに装置の調整や検査、経過観察を入れるようにして、授業がある間はなるべく通院しなくて済むような治療をしていました。
また、離島以外の地域から来る患者さんの場合、普段大学の診療時間に通院すると学校を休まないといけないため、夏休みが近付くとなるべく夏休み中に予約を取ろうとされていたのを思い出します。
今は離島のようにかなり遠くから通院される患者さんもいませんし、土曜、日曜も診療しているので、学校を休んで通院される患者さんも(恐らく)いらっしゃいません。
そのため、夏休みがものすごく混むということもなくなっています。
勤務医時代と今ではかなり違うなと思います。
藤多香、コセド
今日は定休日です。
子供たちも夏休みに入っていたので、
子供たちは水族館、
妻は藤多香の蕎麦、
私はコセドの芋焼酎を目的に鹿児島まで行ってきました。
予定をすべて消化して帰ってきましたが少し疲れました。
鹿児島では以前中山に住んでいたので、藤多香とコセドは良く利用していました。
ともにおすすめです。
上顎急速拡大装置
先日に続き、矯正装置についてです。
大学に勤務していた時によく使っていた装置に上顎急速拡大装置というものがあります。
文字通り、上顎を急速に拡大する装置で、装置の真ん中にあるネジを毎日回し、上あごの骨を広げていくものです。
上あごの真ん中には縫合という骨と骨のつなぎ目があり、子供の間は短時間で強い力をかけると縫合の部分で骨と骨を引きはがすことができます。
縫合が分離すると、左右に引きはがされた骨から骨が伸びてきて、再び骨と骨がひっつき、縫合が形成されます。
結果、上あごの歯列の幅が広がります。
開業してから子供の患者さんが少なかったので(大人には使用しない装置です)使う機会がなかったのですが、最近大人よりも子供の患者さんが増えてきたので立て続けに作りました。
しゃべりにくく、食べにくい装置なのでストレスがたまりますが、歯列を広げるという点では効果的です。
舌の癖を取り除くための装置
以前舌の癖をトレーニングで取り除くことについて書きました。
トレーニングをしっかり行ってくれれば良いのですが、やってくれなければなかなか噛み合わせが良くならないことがあります。
そういった場合は装置を使って無理やり舌の位置を覚えこませるといった方法をとる場合があります。
代表的な装置として
タングクリブがあります。
装着させられるとかなりストレスがたまる装置ですがよく効きます。
睡眠不足
朝3時に起きました。
理由はご想像通りです。
おかげで寝不足です。
展開的に、男子サッカーのアジア大会やWBCを思い出しました。
朝6時過ぎに延長で同点になったとき、外から叫び声が聞こえてきたときには笑いそうになりました。
結構中継を見ていた人は多かったようですね。
いずれにせよ、ありがとうございます。
元気を分けてもらいました。
台風
大型で非常に強い台風が接近しています。
海水温が高いので勢力が強いまま接近するようです。
現在の予報だと、宮崎には19日に最接近し、九州に上陸せず太平洋上を東に進むようです。
動きが遅いようなので、20日頃まで台風の影響を受けるかもしれません。
今年は色々と災害が続いているので、あまり被害が出ないことを祈るばかりです。
噛む回数
普段の食事の噛む回数は?
という話になると、最近の子供はあまり噛まないという意見を良く聞きます。
普段の食事の噛む回数について、
戦前は1回の食事の平均時間は22分間、だいたい1420回くらい噛んでいたそうです。
現在は食事の平均時間(食べている時間)は11分程度、噛む回数は620回です。
現代の食事は戦前にくらべ、栄養価は高く、それによって平均寿命は延びているのはたしかですが、噛まなければ飲み込めない食材が多いため、あごの発育という点では戦前の食事のほうが適しているかもしれません。
人工的な歯の製作
昨日の朝日新聞のニュースから
歯のタネから成熟した歯を作り出し、移植した口の中でも正常に機能させることに、東京理科大の辻孝教授と大島正充助教らのチームがマウスを使って成功した。13日の米科学誌プロスワン(電子版)に発表した。
辻教授らは、東京医科歯科大や東北大などとの共同研究で、上皮細胞と間葉細胞という2種類の細胞を組みあわせて歯のタネになる歯胚(しはい)を作製。プラスチック製の2.5ミリの小さな枠に入れてマウスの体内に埋め込んで培養し、歯周組織をともなった歯にまで成熟させた。
その後、マウスの歯茎に移植したところ、移植後40日程度で周囲の組織になじみ、神経や血管もつながって定着。モノをしっかりかめて、かんだ時の刺激や痛みも感じることができるなど、正常に機能することが分かった。
今までの歯の培養の実験と違うところは、
上皮細胞と間葉細胞から歯胚を作ったところです。
歯胚から歯を作る研究は今までにもありました。
この場合、歯胚を使った研究の場合どこから歯胚を用意するのかが問題になっていました。
歯の再生が必要なのはどちらかというと年輩の人になるので、年輩のかたの場合、歯胚はすでに歯になっています。
この研究では上皮細胞と間葉細胞から人工的に歯胚を作りだしているので、年輩の方でもその人の上皮細胞と間葉細胞から人工的に歯胚を作り、歯を再生することが可能になるかもしれません。
今後の研究の発展によっては入れ歯やインプラントが世の中からなくなるかもしれませんね。
今後の展開が楽しみです。
幼児用のいす
今まで小さなお子さんは、待合室では大人用のいすかソファに座ってもらっていました。
3,4歳以上になると大人用のいすやソファから転落することもないでしょうが、1,2歳くらいのお子さんもいらっしゃるので、子供用のいすを新たに用意しました。
かなり小さいです。
私のおしりは入りません。