哲学
硬いタイトルです。
治療計画を考える上でメリット・デメリットをはかりにかけて治療計画を考えていますが、治療目標を設定するときに迷うことが多いです。
迷うときにはある程度自分の中の指針に基づいて治療目標を設定していますが、時々本当にその指針は正しいのか考えることがあります。
そうした時に処し方を考える上で哲学的に思考することも重要かなと考えていました。
とはいえ、哲学など今までの自分にとって全く遠い世界で、一度も哲学書を読んだことがありませんでした。
何を読むべきかもまったくわかっていません。
とりあえず、何か1冊読んでみようと思い、書店で目に付いた本を買ってきました。
今はやりのマイケル・サンデルの本です。
われながら流行を追っているなと思わないでもないですが。
ということで、今読んでいますが、内容は大変面白いです。
しかし、なれないジャンルなのでなかなか読み進めません。
いつ読み終わることができるのかな。
本日の技工
夏休みに受診された患者さんの技工がたまっていたので、この数日間は合間をみては技工の日々でした。
残り2つとなり、朝からこれを作っていました。
赤も良いですが、カラフルなものは見ていて楽しいですね。
中日 井端選手 ドーピング違反
中日の井端選手が尿から禁止薬物のプレニドゾロンが検出されたとして譴責処分になりました。
治療目的の使用でプレドニゾロンの含まれた目薬を使用していたようで、元々は許可を受けていたのですが、許可の期限が過ぎていたのに使用を継続していたとして処分対象になったようです。
球団側が失効期日を井端選手に伝えていなかったため、井端選手は球団トレーナーに使用を報告しながら継続していたようです。
治療目的使用に関する禁止薬物使用の除外措置として使用を許可した判定書を球団側が保管していなかったということですから、球団の薬物に対する認識のお粗末さを物語っています。
井端選手に対する譴責処分はややかわいそうな気がしますが、球団に対する300万円の制裁金は当然かなと思います。
プロスポーツの管理団体はもう少し薬物に対してしっかりと対応してほしいものです。
8月終了
診療時間終了後に書いています。
8月の診療が終了しました。
夏休み最後の駆け込み相談が多かったため、最後は大変でした。
で、9月の予定表を見てみると、スカスカです。
まあ、のんびりと先延ばしにしていたタブレットPC用の患者説明資料作成をしようかなと思っています。
あごの手術が必要な骨格性下顎前突
骨格性下顎前突は上あごや下あごの形、大きさの不正によって下あごが上あごよりも前にずれているものです。
程度が軽ければ矯正治療で十分に改善しますが、重症のものでは手術を併用した矯正治療を行わないとかみ合わせの改善が困難になります。
骨格性下顎前突の患者さんでは低年齢の間から矯正治療を行うと骨格の不正の改善が見込めますが、小学校高学年以上では年齢に従って改善効果が見込めません。
特に思春期の身長が伸びる時期に差し掛かると下あごはどんどん大きくなるので、骨格性の下顎前突が悪化することが多いです。
最近では骨格性下顎前突の子供に関しては親御さんが低年齢から矯正相談に来られるケースが多いため、小学校高学年から中学・高校生ぐらいの骨格性下顎前突で手術が必要なケースはかなり減っていると思います。
私の歯科医医でも開院してからで見ると、手術が必要な骨格性下顎前突と診断したのは7人で、内訳は成人6人に対し、中学生1人です。
中学・高校生の手術が必要な骨格性下顎前突の患者さんが減る一方で、以前だとあまり治療をしなかった年齢層の方が増えています。
矯正に対する一般の方々の意識の変化がうかがえます。
残業
夏休みもわずかとなり、駆け込み相談と駆け込み検査が多くなりました。
分析と治療計画が4つ、矯正装置製作が3つたまっています。
ということで、残業中です。
忙しいことは良いことですが、この忙しさが続いてくれればもっとうれしいのですが。
来週以降が少し不安です。
歯科の医療訴訟
昨日届いたJCOから
「H22 医事訴訟新規件数は1割増、歯科は72件。審理期間は短縮」
平成22年の新規の医療訴訟は1089件で、内科が最も多く、次が外科、整形外科、産婦人科の順で、歯科は5番目72件だったそうです。
平均の審理期間は歯科では17.4ヶ月だったそうです。
医療全体でも新規訴訟は1昨年に比べ約10%増加しているそうです。
歯科では訴訟になったものが72件と歯科における年間の治療件数から考えればわずかですが、訴訟にならずともトラブルになったケースはかなり多いものと考えます。
また、一旦訴訟になってしまえば平均約1年半の審理が待っています。
患者、医療者ともにかなりのストレスになることは想像に難しくありません。
いかにトラブルを防ぐかということが本当に重要であると再認識しました。
埋伏歯の矯正治療
最近立て続けに埋伏歯の相談を受けました。
埋伏歯というのは、何らかの以上により骨の中に埋まったままの歯のことです。
埋まっている原因は様々で、生えてくるスペースがないとか、生える方向が悪いとか、生える力が無い、骨とひっついているために動かないなど様々です。
骨とひっついていなければ動く可能性もありますが、埋まっている歯や周囲の状況によっては動かせない場合や、歯根に悪影響が出る場合などもあります。
また処置に関しても、待っていたほうが良い場合、すぐに対処しないといけない場合、いつ対処しても良い場合など様々です。
埋伏歯の矯正治療を考える場合、
①今どういう状況か
②放置するとどうなるか
③動かす時期はいつか
④動かすための外科処置(歯列のどちらからのアプローチが良いのか)
⑤動かすための装置の選択と牽引するためのメカニクス
⑥動かすメリットデメリット
などを考慮して計画を立てることになります。
深く埋まっているときや方向が悪いときは矯正治療で動かす負担が大きいため、抜歯を選択することも多いです。
なかなか歯が生えてこないとき、歯が生え変わらない場合は要注意です。
しかるべきところで見てもらうことをお勧めします。
矯正の相談回数
子供さんの矯正治療の相談の時、お母さんがいっしょに来院されることが多いです。
その場合、治療の概略をお母さんに説明することになりますが、
家に帰ってお父さんと相談されて治療をするかどうか決めるいうことが多いです。
その時、もしこちらが説明した内容についてお父さんに正しく説明できないときは、私の歯科医院では無料でもう一度説明しています。
子供の矯正治療の場合、家族のサポートがなければあまりうまく進みません。
御家族みんなが納得して治療をすることが矯正治療の成功につながると考えています。
説明や相談が必要な場合は何度でも行いますので、お気軽におっしゃっていただければと思っています。
車のCD
車載のCDプレイヤーがCDを認識しなくなりました。
不便でしたので、ディーラーに修理に持って行くと、取り外して工場送りになりました。
CDプレイヤーはカーナビと一体型だったのでしばらくカーナビも使えません。
仕方ないなと思い、近場の良く知っている所に出かける分には問題ないと思い、家に帰りました。
そこで気づいたのが、
「バックモニターも使えない」
ということでした。
今の車に乗るようになって約8年。
バックモニターを見ながら駐車していたので、バックモニターなしだと片目をつぶって駐車しているぐらい感覚が遮断されているような気がします。
慣れってこわいですね。