矯正相談希望でこられた初診患者さんにはすべて聞いている質問があります。
一口で何回噛んでいるか
と
右噛み、左噛み、両方の奥歯で噛むのどれか
ということです。
そのときに、両方の奥歯で噛んでいると答える人が多いです.
通常、両方の奥歯でよく噛んでいる人は適度に歯が磨り減っているのですが、
両方の奥歯で噛んでいると答えながら、歯がとがったままの人も多いです。
こういった人たちの噛みかたは、
右で数回噛んだら次は左で数回噛むというような、両方の奥歯を交互に使って噛んでいるのではなく、
あごを上下に動かしながら、両方の奥歯で食べ物をたたきつぶすという噛みかたです。
このため、横方向に食べ物をすりつぶす動きになっていないため、歯はすりへらず、とがった部分がそのまま残っています。
たたきつぶす動きだけでは歯並びが広がらず、前歯が前に出たり、がたがたした歯並びになりがちです。
右で数回噛んだら次は左で数回噛むというような噛みかたをするように心がけてください。