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2011.08.01

生え換わり後の反対咬合

前歯が生え換わったときに前歯が反対に噛んでいる子供さんは多いです。

このように生え換わり後に反対咬合になる子供の多くは、上の前歯が内側に倒れていたり、下の前歯が前に倒れていたりなど歯の傾きの異常によるもの、もしくは歯の傾きの異常とわずかな骨格の異常の組み合わさった場合がほとんどです。

 

歯の傾きの異常が原因の反対咬合は、噛む時に最初に上の前歯の外側の面に下の前歯の内側の面があたるため、前歯に誘導されてあごが前にすべり、前歯が反対に噛みます。

この状態が長く続くと、下あごが前に大きくなり、骨格的な反対咬合になります。

 

早期に歯の傾きを整えると短期間で歯の傾きを改善できることが多いです。

ただし、その後の発育によっては下あごが大きくなり再び反対咬合になるケースも多いので、なるべく長期間経過を見ていくことが必要です。