水不足
昨年は梅雨前後に雨続きだった印象があります。
うってかわって、今年の宮崎はあまり雨が降らず、水不足になっています。
もともと宮崎は年間の日照時間が長いことで知られていますが、今年は異常なくらい雨が降っていません。
水源地は枯渇しつつあり、農業用水も不足しています。
少しはまとまった雨が降って欲しいですね。
院内掲示
先日、矯正材料の会社から矯正治療をした有名人の写真をまとめた掲示物が届きました。
以前頂いたものをあわせると結構な数になってきたので、院内掲示板に貼ってみました。
こういった掲示物を見ていると、「この人も矯正をしたのか」と気付かせてくれて楽しいです。
定休日
4月14日、今日は木曜日で、定休日です。
宮崎市は今日も晴れ。
雨があまり降らないので、水源地では水不足になってきているようです。
もうすぐゴールデンウィークで、歯科医院も休診予定です。
家族をどこかへ連れいていこうと思い、いろいろ検討した結果、海幸山幸に乗って南郷のほうへ行こうと考えました。
海幸山幸はJR九州のリゾート列車で、宮崎から南郷に一日一往復だけ運行している列車です。
外装とインテリアは飫肥杉を使っていて風情があります。
予約を取るため、JR九州のホームページにアクセスしてみましたが・・・
時すでに遅し
夏休みに予約することにします。
もうすぐ1年
私の歯科医院は昨年5月8日に開院しました。
もうすぐ、1年です。
あっという間に時間が過ぎていきました。
開院してから来院した患者さんの動向をあまり振り返っていなかったのですが、
矯正治療をスタートした人はどういった年齢の人が多いかなと思い、調べてみました。
成人51.6%
思春期19.4%
思春期前29%
成人が多いなとは思っていましたが、半分以上が成人でした。
それにしても子供が少ないなーと思いました。
桜並木
今日は木曜日で、歯科医院は休診日ですが仕事が溜まっているので出てきています。
自宅から歯科医院の間に宮崎公立大学があります。
宮崎公立大学の体育館から北に向かって桜並木があります。
今が満開で見ごろです。
桜
遅い更新になってしまい、申しわけありません。
今日は娘たちと宮崎市の平和台公園に行きました。
最近震災関連のニュースに埋もれて知らなかったのですが、宮崎市は3月23日に桜が開花していたようです。
平和台公園でも桜が開花していました。
早く日本全体が暖かくなり、桜前線もはやく北上し、被災者の少しでも慰めになればと思います。
身長計
成長期の患者さんの矯正治療中では定期的に身長を測ります。
身長を測るときに身長計が必要になるのですが、学校の健診などで使用される身長計は場所をとり、また結構高価です。
開業前にネットで安くて場所をとらない身長計を探し、見つけたのがこれです。
床に置くのではなく、上から降ろしていくという造りなので場所をとりません。
難点はメジャータイプなので滑りが悪く、計測時に頭が当たるか当たらないかというところで微妙に動かす時に苦労します。
微調整の時にハンドルか何かでわずかに上下できるようになっているともう少し使い回しがいいかなと思っています。
集団に対するフッ化物使用の問題点
今まで述べてきたように、フッ化物を使用すれば虫歯の予防効果は高いです(虫歯が0になるわけではありません)。
しかし、ご家庭でフッ素入りの歯磨剤を使用したり、歯科医院でフッ化物を塗布する場合と違って、学校単位のフッ化物洗口や、地域単位の水道水フッ化物濃度調整の心理的障壁は高いと思います。
特に日本人の場合、安全な濃度とされていても食品添加物や農薬の使用に対する反応を見ているとフッ化物を使用する際の拒否反応は想像に難しくありません。
一般の人の考えるリスク認知は専門家の考えるリスク認知とは異なっています。
専門家の考えるリスクは純粋に、被害が出た時の大きさと被害が起きる確率で判断します。
一方、一般人のリスク認知の研究を行ったSolvicによると、一般の人は物事のリスクを考えるときに「恐ろしさ」と「未知性」で判断すると報告しています。
つまり、恐ろしいか、恐ろしくないか、知っているか、知らないかの2軸で考えるということです。
一般の人にとってリスクが低いと考えるのは「恐ろしくない」かつ「良く知っている」ことで、リスクが高いと考えるのは「恐ろしい」かつ「全く知らない」ことだそうです。
水道水のフッ化物濃度調整(フロリデーション)の場合、一般の人の認識はワクチンと同程度の恐ろしさで、あまり恐ろしく感じてはいないようですが、あまり知らないようです。
これが水道水のフッ化物濃度調整に対して反対する原因と考えられます。
集団のフッ化物洗口の場合も同様に、それを実施する教職員、受ける児童や保護者はフッ化物の使用についてあまり知らないことが問題であると考えられます。
実施を所管する自治体、歯科医師会は一般の人々へフッ化物のことをもっと知ってもらう必要があるのではないでしょうか。
一般の人々がフッ化物について良く知るようになれば、自転車に対するリスク認知になる日も来るかもしれません。
続きます。
フッ化物をによる虫歯予防手法
フッ化物を使った虫歯予防の手法は
・フッ素入り歯磨剤
・フッ化物スプレー
・フッ化物錠剤、フッ化物液剤
・フッ化物洗口
・フッ化物歯面塗布
・水道水フッ化物濃度調整
があります。
フッ化物を使用した家庭での虫歯予防は
・フッ素入り歯磨剤
・フッ化物スプレー
・フッ化物錠剤、フッ化物液剤
・フッ化物洗口
が、
学校でのフッ化物を使用した虫歯予防は
・フッ化物洗口
が、
歯科医院でのフッ化物を使用した虫歯予防は
・フッ化物洗口
・フッ化物歯面塗布
が、
地域単位でのフッ化物を使用した虫歯予防は
・水道水フッ化物濃度調整
があります。
フッ素入り歯磨剤
フッ素入り歯磨剤は国内シェアの89%を占めています。
フッ化物濃度はおおむね900~1000ppm(歯磨剤1000gあたり900~1000mg)です。
歯磨き後に口を漱ぎ、口の中に残るフッ化物の量は成人で0.045~0.12mg、5歳以下の子供で0.032~0.14mgと推計されています。
アメリカの歯科医師会や小児歯科学会のデータによると、日本のような水道水のフッ化物濃度を高めに調整していない場所での推奨される1日のフッ化物摂取量は、3歳未満で0.25mg、3~6歳で0.5mg、6~16歳で1mgとなっているので、1日3回歯磨きしても推奨摂取量に届かないため問題ありません。
フッ化物洗口
フッ化物洗口には週5回法と週1回法があり、週5回法では250ppmのフッ化物溶液を1回5mlで毎日、週1回法では900ppmのフッ化物溶液を1回10mlで週1回洗口を行います。
この2つの方法の予防効果の差はありません。
濃度の差から幼稚園などでは週5回法、小中学校では週1回法が通常行われます。
フッ化物洗口の虫歯予防効果は、日本では31~79%の虫歯予防効果が得られたと報告されています。
フッ化物洗口による口の中のフッ素残留量は4歳児で0.19mg、5歳児で0.17mgだったという報告があります。
中には0.5mgを越える児童が含まれていますが、追跡調査では0.5mg以下に低下したそうです。
上述のフッ素入り歯磨剤と併用した場合、1日3回の歯磨きとフッ化物洗口で平均的には4、5歳児で0.5mgのフッ化物摂取となり、1日のフッ素推奨摂取量となります。
もし、歯磨き、フッ化物洗口ともに高い濃度で口の中にフッ素が残留しても歯のフッ素症にはならないと推測されます。
安全性に対しては、1994年WHOは6歳未満の子供に対するフッ化物洗口は推奨しないとしています。これは諸外国では水道水のフッ化物濃度調整が行われているため、1日に摂取するフッ化物濃度が基準を上回る可能性があるためです。
しかし、日本では水道水のフッ化物濃度調整が行われていないため、WHOのガイドラインは日本には適用外でしょう。
フッ化物歯面塗布
フッ化物の歯面塗布は歯科医師、歯科衛生士によってされる方法です。
フッ化物の濃度は9000ppmでフッ素入り歯磨剤やフッ化物洗口に対して高濃度です。
回数としては、
2週間の間に3~4回塗布、これを年1~2回行う方法と、
1回塗布を年1~2回行う方法があります。
効果的な塗布の間隔は3~4ヶ月ごととされています。
水道水のフッ化物濃度調整
水道水のフッ化物濃度を調整し、フッ化物濃度を虫歯予防に効果的な濃度にする方法です。
通常の水道水に含まれるフッ化物濃度は0~0.8ppmですが、これを虫歯予防に効果的な0.7~1.2ppmに調整します。
費用的にも安く、1人あたり年間45円ほどだそうです。
最近はフッ化物濃度をコンピューター管理し、高い精度で濃度管理を行っています。
水道水のフッ化物濃度調整はコミュニティーのすべての人に平等に虫歯予防ができる利点があります。
水道水のフッ化物濃度調整は香港、シンガポールで100%、カナダで43%、アメリカ69%、オーストラリア・ニュージーランド61%で行われています。
オーストラリアのデータでは、水道水単独で歯のフッ素症にはならない(他のフッ化物の使用を適切にした場合)、骨折が少ない、がんとは関連がないと報告されています。
日本でも過去に水道水のフッ化物濃度調整が行われた地域がありましたが、期限付きの研究だった、水源が変更となったなどで終了しています。
続きます。
ドリンクコーナー
矯正歯科の診療では1回の診療時間が長くなることがあります。
子供の診療に保護者のかたが付き添いで来院されたときに、くつろいでお待ちいただけるようにと思い、
歯科医院内にドリンクサービスのコーナーを設けています。
最初はUCCやネスレの機械を置いてコーヒーや紅茶を出すことも考えましたが、なるべくたくさんの種類の中からチョイスしてもらえるようにと考え、ブルックスのコーヒー、紅茶を並べることにしました。
患者さんの中には矯正装置の調整が終わった後、コーヒーや紅茶を1杯飲んでから帰られるかたもいらっしゃいます。
来院した患者さんや付き添いの方が少しでもくつろいでいただければうれしいです。