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2010.12.16

よく咬んでしまう食べ物

よくかむ事がお口の発育には重要です。

一般的によく勘違い(言い間違え?)されていることとして、

「最近の子供はやわらかいものばかり食べているから、あごが華奢だ。」

とか、

「やわらかいものばかりで、硬いものが食べられない。」

というものがあります。

こう言っている人たちは決して、硬いもの(固焼きせんべいなど)が食べられないということを言いたいわけではないでしょう。

むしろ、イカ、タコ、外国産の牛肉のブロックなどのような咬み切りにくい食材をイメージしているのではないでしょうか。

正確には、

「よく咬まないと食べられない、飲み込めないものをあまり食べていない。」

とか、

「咬む回数が少ない。」

ということが正しい表現だと思います。

子供の好きなメニューや外食を思い浮かべると、ほとんどが咬まなくても飲み込めるような食事ばかりです。

その中で、子供が好きなメニューでありながら食べていると必然的によく咬んでしまうものを発見しました。

フルーツグラノーラです。

一見、フルーツグラノーラは牛乳を注いで食べたりするので、流し飲みをしそうなイメージです。

しかし食べてみると、粒の大きさの違うシリアル、コーンフレーク、ドライフルーツが混ざっているので咬んでしまいます。

また、シリアルやコーンフレークを咬む時はあまり力を入れなくても砕けますが、ドライフルーツはしっかり潰すようにしないとうまく咬めません。

この咬み応えの差によって、咬む筋肉(咀嚼筋)をしっかりと使ってよく咬む様になります。

普段あまり咬んでいないひとだと、食べていて少しあごが疲れるかもしれません。

あごのえらの少し上、こめかみ、耳の上あたりに咬む筋肉があります。

フルーツグラノーラを食べて、咬む筋肉が動くのを確かめてみてください。